人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

本日の放射能測定値

2011-06-04 19:00:18 | 福島原発事故に伴う放射能測定値
<本日の計測結果>

・計測年月日、時間
 2011年6月4日 午後6時45分
・計測場所
 計測場所 福島県西白河郡西郷村 八雲神社(地図

・計測時の気象条件(晴/曇/雨/雪の別及び風向、風速)
 天気:晴
 風向・風速:南西 7.7m

・計測結果(単位:マイクロシーベルト/時)
 ・神社境内
  大気中(高さ100cm)   0.50
  土壌(高さ10cm)    0.96

 ・神社脇の公園遊具前
  大気中(高さ100cm)   0.37
  土壌(高さ10cm)    0.40

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【管理人よりお詫び】仏製2万円ガイガーカウンター発売は誤報だったようです

2011-06-04 00:09:58 | 原発問題/一般
フランス製ガイガーカウンターが2万円で発売されるとの4月12日付記事については、どうやら誤報であることが確定したようです。当ブログとして、正式にこの記事を取り消すとともに、誤報を流してしまったことをお詫びいたします。

詳しくは、こちらのサイトにてアナウンスされており、「4月11日【www.nikkei.com】にて「ナノセンス社の放射線測定機器が二万円以下で数週間以内に出荷する」との報道がありましたが現状としてそのような事はございません。ナノセンス社は、日本の現状を受けて随時増産しており、段階的に価格を下げて提供します。」との記載があります。

実は、この報道に関しては、4月下旬頃から当ブログ管理人は疑問を感じていました。というのも、

1.4月11日に記者会見を開くと発表しながら、記者会見の内容が誰からもどこからも報告されず、記者会見が本当に開催されたかどうかも疑わしいこと

2.家電量販店に問い合わせをした人がネット上にアップした情報では、どこの量販店からも「取扱い予定なし」との返答があったこと

・・・などの事実があったからです。5月に入っても発売計画どころか続報すら流れず、次第に誤報ではないかとの不信が強まっていたところでした。

結果的には、ナノセンス社を騙る偽物に1杯食わされた形になったわけですが、この報道があったおかげで、当ブログ管理人がネットに出品されている怪しい高価格の線量計に騙されずに済んだのは、不幸中の幸いでした。私の知る範囲内でも、実際にネットでお金だけ取られ、線量計が送られて来ないという詐欺にあった人がいます。多くの人たちがガイガーカウンター詐欺に遭わないよう、誰かがこの「ナノセンス社記者会見情報」を仕組んだのだとすれば、それはそれでたいしたものだと思いますが、一方でこの情報を誰が流したとしても、流した本人には全く何の利益もないわけで、誰が、何のためにこのガセネタを流したのかはヤブの中です。

閑話休題。

このことをブログに書くのはやめておこうと思いましたが、ガイガーカウンターの話が出たついでなので、書いておきます。

秋葉原では、ガイガーカウンターが極端な品不足に陥っており、入荷してもすぐに東京在住者と見られる人に買い占められる状況が続いているとの情報があります。今、この状況でガイガーカウンターを最も必要としているのは福島県の人たちのはずですが、その福島の人たちにガイガーカウンターは全く渡っていません。なぜか、県外の人たちのほうがガイガーカウンターを持っており、放射線量を計測しに来た県外の人たちから自分の住む地域の高放射線量を知らされ、慌てふためくという状況が今なお続いているのです。福島では、放射線量に関するデータは行政が独占しており、福島の人たちは「行政の発表する数値を黙って信じるか、信じられずに苦悩するか」の二者択一を迫られています。

もちろん、首都圏の人たちだって、自分が住む地域の危険度を自分の手で計測して知りたいという気持ちはあって当然ですし、その気持ちはよくわかります。「政府・東電のウソを暴くためにやっている。この活動には公益性があるのだ」と反論されればその主張はよく理解できるし、「みんなのために労力を持ち出ししてまでやっているのになぜそんなことを言われなければならないのだ」と思う人がいるとしたら、当ブログ管理人はその批判を甘んじて受けます。

しかし、首都圏と福島ではそもそも汚染度が全く異なります。福島市や郡山市では、子どもの被ばく量はすでに限界を超えつつあり、未成年者はすぐに全員避難させるべきだと考えます。避難させるかどうか議論する時間すら待てないほど事態は切迫しています。福島の親たちには真実を知る権利があります。行政・東電が情報隠しとごまかしに全エネルギーを注いでいる中で、福島の親たちこそガイガーカウンターを持ち、事実を知らなければならないのです。

ですから、首都圏で放射線量を測定し、公表する活動がしたいと思って秋葉原でガイガーカウンターを待つ行列に並んでいる人がいるとしたら、そのガイガーカウンターを福島の子どもを持つ親たちに譲ってほしいと思います。

当ブログは、この事態を招いたのは政府と東電であり、政府と東電を初めとする電力資本以外に攻撃を向けるのは間違いであるとの考えから、また事を東京と福島の地域対立にしたくないとの思いから、これまで東京・首都圏への批判は控えてきました。しかし、もう福島の子どもたちは待てません。そもそも、福島第1原発は東京電力の発電所であり、誤解を恐れず言えば、首都圏の人々が便利で贅沢な生活をするために福島に押しつけた発電所です。自分たちが使うわけでもない電気のために被ばくさせられ、事態に対処するための数少ないガイガーカウンターさえ首都圏の人に横取りされ入手できないとしたら、私たち福島は東京のために何回、犠牲にならなければならないのでしょうか。東京のために福島は何度死ねば許してもらえるのでしょうか。

独りよがりの「正義」を振りかざし、ガイガーカウンターを買う行列に並んでいる首都圏の人がいるとしたら、そうした考えは改めていただきたいと思います。福島の子どもを持つ親たちの中には、ネット環境さえ満足にない人もたくさんいます。このお願いは、私から福島を代表してのものです。首都圏の人たちにはぜひ考えていただきたいと思います。

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