安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
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7月8日夕方の北海道の地震について

2014-07-09 22:53:50 | 気象・地震
平成26年7月8日18時05分頃の石狩地方南部の地震について(気象庁報道発表)

夕食時の北海道を突如、襲った震度5弱の地震。北海道に来てから、緊急地震速報を聞くのは初めてだ。福島時代の悪夢をよみがえらせる嫌な音である。ただ、局地的な地震だったようで、私の住む地域では全く揺れを感じなかった。

地震の規模はM5.6と、日本付近では月に1回程度は発生している、それほど大きいとはいえないもの。震源は3kmと極めて浅い。発震機構(地震のメカニズム)は西北西-東南東方向に圧力軸がある逆断層型。

北米プレート内部で起きた地震で、東北地方で起きている一連の内陸型地震と同様のものと考えられる。気がかりなのは、北海道の南部でこのところ、プレート内部の逆断層型地震が増えてきていることだ。東日本大震災の直前数年間の東北地方と同様、ある種の「不気味さ」を感じる。東北でも、岩手・宮城内陸地震など、東日本大震災の直前2~3年は今回と同様の内陸型地震が続いた。

北海道・浦河沖でのM7を超える巨大地震は、2003年を最後に発生しておらず、それから10年以上経過している。プレート境界型地震には周期性があるため、今すぐ巨大地震が到来するなどと言うつもりはないが、「不気味さ」は感じる。北海道南部沿岸・東北北部沿岸地方では、備えをしておいて損はない状況といえる。

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