いきなりですが、AFVを続けていきます。
タミヤの超オールドキット、No.35070です。懐かしい方も多いのではないでしょうか。
ハーフトラックとくれば何故か「コンバット」を連想してしまう私です(笑)。
さて、キットはM3A2となっていますが、実際のところM3A2は試作車両1両のみで参戦はしていません(グランドパワー2006年9月号参照)。
少ない修正でM3A1に変えることができますので、今回はM3A1として作ることにしました。
▼タミヤもその辺りの事情は知っている節があります。
墨アミの濃い部分を削ればM3A1にできると説明されています。
▼修正するパーツを取り出しました。
▼グラインダーを持っていないのでカッターと紙やすりで該当するところを削り取りました。
削れてしまったボルトはプラ材で補修しました。あまり綺麗にできませんでした(汗)。
▼デカールは第1機甲師団と第9機甲師団が付いていますが、ちょっと戦史を調べてみました。
ドイツ軍ファンにはおなじみの書籍です。
▼第9機甲師団の所在は、1945年3月31日にヴァールブルクを含めた3方向へ展開しており、一部は第104歩兵師団とともにオストハイム、ラマーデンを目指していたようです。ハンス・シュテルン中佐の指揮するSS戦車旅団麾下のSS連隊ホルツァーと戦闘を交えていた可能性がありますが、地図上の展開を見ての想像ですので事実は分かりません。
今回の車両の活動地域の設定は1945年3月31日 ドイツヴァールブルク付近としておきます。
▼さて、キットは足回りの組立が終わりました。
金型が相当古いにも関わらずバリが大してないのが素晴らしいですね。
もちろん組立に何ら問題はありません。
▼フロントタイヤ、後部の履帯の材質が思いっきりビニールっぽいです。
▼このままではおそらく塗料はもちろんサーフェイサーも食いつきが悪そうなので忘れないうちにプライマーを吹いておきました。
車体上部の組立へ続きます。