足回りのウエザリング作業をしました。前回の作業はこちらです。
今回の作業終了時の写真です。
履帯と転輪類のウエザリングをしています。
それではウエザリング作業を順を追ってアップしていきます。
▼履帯のウエザリングです。今回はちょっと手こずりました。
同じような写真が続いて退屈かもしれません、ご勘弁のほど。
ピグメントで汚し表現をしました。P232 Dry Mudを筆に付けて全体にまぶしました。
▼次に中央部に湿り気が残った土としてP033 Durk Mudを同じく筆でつけていきました。
▼色味のアクセントとして、P025 Standard RustとP028 Europe Dustをランダムに付けていきます。
▼少しコントラストがつき過ぎてしまった感じがするので、ピグメント作業が終わるたびにこぼれたピグメントを集めてストックしていた、いわゆるブレンドピグメント(笑)を少しまぶしてみました。
▼転輪が当たる部分を綿棒でこすってピグメントを落としておきます。
▼アクリル溶剤を垂らしてピグメントを定着させます。
写真はアクリル溶剤が乾いた状態です。
写真でもわかりますが、どうも全体が黒っぽくなってしまって、なんだか模型的に色味が地味過ぎて変化に乏しい感じです😩
▼このままではどうも気に入らないので、クレオスのウエザリングカラーを使ってウエザリングをやり直すことにしました。
まずはサンディウォッシュを全体に塗りました。
▼湿った土としてピグメントP033 Dark Mudをクレオスウエザリングカラーの溶剤で溶かし、履帯の中央部分に筆で付けていきます。
次にクレオスウエザリングカラー マットアンバーをエンドコネクターを中心に適当に塗りました。
▼履帯表部のゴムパッド、裏は転輪が当たる部分を綿棒でこすってピグメントとウエザリングカラーを落としていきました。
まあ、これで最初の作業、ピグメントだけのウエザリングよりメリハリが出たので良しとしました。
いままでピグメントだけでもうまく出来ていたのですが、今回はなぜかうまくいきませんでした。
多分ピグメントの色数が少なかったのだと思います。結果的にウエザリングカラーでそれを補填したことになりました。
▼転輪ゴム部をクレオスウエザリングカラー、マットアンバーで汚します。
この時、ボルト部分は油彩でスミ入れをするので、ウエザリングカラーがそこにはいかないよう注意して塗りました。
▼履帯と接する部分のウエザリングカラーは、ウエザリングカラーの溶剤を付けた筆で擦り落としていきます。
▼油彩バーントアンバーで転輪・誘導輪・起動輪のスミ入れをしていきます。
ボルト・くぼみ部分を中心に油彩を流し込んでいます。写真はスミ入れが終わった状態です。
▼ターペンタインを含んだ筆ではみ出したバーントアンバーを拭き取りました。
この後、履帯を巻きサイドスカートを付けると最初の写真の状態になります。
今回は履帯のウエザリングでちょっと手こずったので、車体のウエザリングには進めませんでした。
そういうわけで、次回は車体のフィルタリング、ダスティングを行いたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
履帯のウエザリングは、ドイツの暗い森を意識して濃いめの色使いをしてみました。
決してダメというわけではなかったのですが、模型的にメリハリがなくてつまらなく感じたので少し色数を増やして次第です。
リアルな表現か模型的な見栄えか難しい選択ですが、どちらを取るかと言えば模型的見栄えを選ぶことが多いと思います。
>ウェザリングは汚せば良いってもんじゃなくて、丁寧さと繊細さが求められると言うことが改めて実感しました。<
おっしゃる通りだと思います。ただその塩梅がとても難しいです。
綺麗に汚したい・・・そのための試行錯誤をいつも繰り返しています。
ありがとうございます。
そっくり真似はできないと思いますが、お手本にさせて頂きます。
当たり前のことなんですが、ウェザリングは汚せば良いってもんじゃなくて、丁寧さと繊細さが求められると言うことが改めて実感しました。