限界容量モデル(limited capacity model>
人が物を見てそれが何か判断をする、つまり注意をする時、一定の時間の中で分かる情報の量には限界がある、という考えのことを限界容量モデルといいます。
注意資源、という考え方があります。いくつかのことを一緒にやるのは困難ですよね。これは、人が注意をするときには、全体の量が決まっている資源を使っていて、沢山のことをするにはその資源が足りなくなってしまうからなのです。
つまり、人は注意資源がある分しか注意をすることができません。そのため処理できる情報の量に限界が出来るのです。
たとえば、1ホールのケーキの大きさは決まっています。ケーキは食べてしまえばなくなってしまいます。全体のケーキの大きさが限界容量で、ケーキは注意資源、それを食べることは注意をすることとたとえられますね。ケーキは、1ホール食べてしまえば無くなり、注意資源は限界容量の分、注意すればなくなってしまいます。
しかし、これとは反対に、一定の時間の中で分かる情報の量に限界はないという無限容量モデルという考え方もあります。この場合、すべての情報は同時に処理されるということになります。ケーキは無限にある、ということですね。(TK)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます