「同時に2つの仕事はしない」
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2事例「階段を歩きながら書類を読む」
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「解説」
階段を歩くのは習慣的・自動的ですので、注意資源は10のうち3くらいですみます。したがって、書類を読むほうに注意資源を費やすことができます。
ところが、書類に難しいことが書かれていたらどうでしょうか。注意資源をさらに割り当てなくてはならなくなります。こうなると、階段降りのほうの注意が減り、足の運びがおぼつかなくなり、踏み外しなどが起こってしまいます。
2つ、ときには3つの仕事を同時にこなさなければならない事態(注意分割事態)は、日常的には意外によくあります。両方の仕事が慣れた仕事のときや軽いとき、あるいは、一方が慣れた仕事のようなときには、だいたいうまくいきます。
しかし、問題は、ときおり、どちらか一方に注意資源をとられるときです。そこをねらってエラー、事故が起こります。
とりわけ、運転や歩行など、一方が慣れた行為でも一瞬の不注意が事故に直結するような状況では、注意分割事態での仕事は厳禁です。とはいっても、もう一方が、考え事など心の中で行なわれてしまうこともありますから、なかなか困りものなのですが。
「類似ケース」
○運転中に携帯電話がかかった。上司からの面倒な指示だったので注意を集中して聞いていたら、信号を無視しそうになった。
○歩きながら、友達と話しに夢中になっていたら、歩道の段差に気がつくのが遅れつまずいてしまった。
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2事例「階段を歩きながら書類を読む」
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「解説」
階段を歩くのは習慣的・自動的ですので、注意資源は10のうち3くらいですみます。したがって、書類を読むほうに注意資源を費やすことができます。
ところが、書類に難しいことが書かれていたらどうでしょうか。注意資源をさらに割り当てなくてはならなくなります。こうなると、階段降りのほうの注意が減り、足の運びがおぼつかなくなり、踏み外しなどが起こってしまいます。
2つ、ときには3つの仕事を同時にこなさなければならない事態(注意分割事態)は、日常的には意外によくあります。両方の仕事が慣れた仕事のときや軽いとき、あるいは、一方が慣れた仕事のようなときには、だいたいうまくいきます。
しかし、問題は、ときおり、どちらか一方に注意資源をとられるときです。そこをねらってエラー、事故が起こります。
とりわけ、運転や歩行など、一方が慣れた行為でも一瞬の不注意が事故に直結するような状況では、注意分割事態での仕事は厳禁です。とはいっても、もう一方が、考え事など心の中で行なわれてしまうこともありますから、なかなか困りものなのですが。
「類似ケース」
○運転中に携帯電話がかかった。上司からの面倒な指示だったので注意を集中して聞いていたら、信号を無視しそうになった。
○歩きながら、友達と話しに夢中になっていたら、歩道の段差に気がつくのが遅れつまずいてしまった。
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