今朝は季節外れの強い風雨、さらに気温も上昇し、
10月中頃の気候、二か月も季節が逆戻りです。
お稽古は紹鷗棚(じょうおうだな)にてですが、
この棚は、武野紹鴎好みの大棚です。
風炉が置けないので炉の時期にのみ使用可能です。
『古を想い、初春を迎える』
一月限定の大棚としてお使いのところもあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/14/a69d44010fcf5621ab08df9832e8b949_s.jpg)
準備をします。
棚は畳の中央で、縁から十六目向こうに、
中棚中央に薄茶器を、そして
水指は客付の地袋に入れ、戸は閉めています。
天板に奉書を敷き、硯箱を置きました。
次は炉で、湿し灰を四方に丁寧に撒いて、
香を敷いて準備万端です。
ここまでしたらやはりお炭をと
天板に羽、香合も飾り
初炭の準備もしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/52/56/9595962f371f2357dcff199d8ef1e83e_s.jpg)
紹鷗棚のいわれの紹鷗さんとは
武野紹鷗のことで、利休居士の師でもありますが、
多くの名物を集めておられ、道具もお好きで、
鳥居引拙さん創案の袋棚に、手を加え、
紹鴎袋棚ともいわれるこの紹鷗棚を考案、
全体は檜材の春慶塗で、
地袋にふすまがはめられ、その縁には
紹鷗緞子の裂を回し、金具の引手があります。
さらに四本柱に天板がのり、地袋右中には
砂張りの平水指を合わせるそうです。
『茶道筌蹄』に「紹鴎棚 古名紹鴎袋棚と云ふ、
・・・・・・と書かれております。
また、『紹鷗袋棚記』にも記述されており、
その最後に狂歌が記されております。
『我名をば 大黒庵と いうなれば
ふくろだなにぞ 秘事はこめける』
自号の大黒庵と大黒さんが持たれた袋とを
掛けられております。
参考;(棚の扱いと鑑賞Ⅰ、紹鷗棚、淡交テキスト)
実は、申歳の初釜に紹鴎棚を使わせていただこうと、
今までずっと押入れで眠っていた棚を出してきました。
さて、取り合わせはいかに・・・・・
10月中頃の気候、二か月も季節が逆戻りです。
お稽古は紹鷗棚(じょうおうだな)にてですが、
この棚は、武野紹鴎好みの大棚です。
風炉が置けないので炉の時期にのみ使用可能です。
『古を想い、初春を迎える』
一月限定の大棚としてお使いのところもあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/14/a69d44010fcf5621ab08df9832e8b949_s.jpg)
準備をします。
棚は畳の中央で、縁から十六目向こうに、
中棚中央に薄茶器を、そして
水指は客付の地袋に入れ、戸は閉めています。
天板に奉書を敷き、硯箱を置きました。
次は炉で、湿し灰を四方に丁寧に撒いて、
香を敷いて準備万端です。
ここまでしたらやはりお炭をと
天板に羽、香合も飾り
初炭の準備もしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/55/432c4b2afdc8cf8bff75cf639476e5c5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/52/56/9595962f371f2357dcff199d8ef1e83e_s.jpg)
紹鷗棚のいわれの紹鷗さんとは
武野紹鷗のことで、利休居士の師でもありますが、
多くの名物を集めておられ、道具もお好きで、
鳥居引拙さん創案の袋棚に、手を加え、
紹鴎袋棚ともいわれるこの紹鷗棚を考案、
全体は檜材の春慶塗で、
地袋にふすまがはめられ、その縁には
紹鷗緞子の裂を回し、金具の引手があります。
さらに四本柱に天板がのり、地袋右中には
砂張りの平水指を合わせるそうです。
『茶道筌蹄』に「紹鴎棚 古名紹鴎袋棚と云ふ、
・・・・・・と書かれております。
また、『紹鷗袋棚記』にも記述されており、
その最後に狂歌が記されております。
『我名をば 大黒庵と いうなれば
ふくろだなにぞ 秘事はこめける』
自号の大黒庵と大黒さんが持たれた袋とを
掛けられております。
参考;(棚の扱いと鑑賞Ⅰ、紹鷗棚、淡交テキスト)
実は、申歳の初釜に紹鴎棚を使わせていただこうと、
今までずっと押入れで眠っていた棚を出してきました。
さて、取り合わせはいかに・・・・・