ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-54 新旧が混じった新浄瑠璃どろろ

2019年06月11日 | 日記
11日の浄瑠璃どろろ、奥が深かった。
扉座の演劇、今回の脚本・演出は横内謙介氏。
スーパー歌舞伎など手がけている売れっ子で多忙な横内氏なそうだ。

このどろろ、演劇会員15人が舞台出演して
この浄瑠璃のナレーションを浄瑠璃風の節で群読で語るのだった。

台本を読むとなぜこの台詞が出てくるのかがよく分かるのだった。

笹をもって12のナレーターの部分を群読で語るのだが
①はお会いしとうござりました。母上様
②真心捨てて盗人となりてより、ついぞ流したこともなき
どろろが涙せきを切り、大地ふるわせ男泣き。
③母があさひは一粒の涙を見せず心には
揺るがぬ決心、今こそと用意の小柄手にとりて
④黙って死んでくだされと我が子が胸に突き立てる。など12の台詞。
これを覚えることが大変だった。役者はすごいものだ。
そして笹は前後振り。一斉に振るとザワザワ風でなびくような音がするのだった。

このどろろ、をやるにあたり
脚本を読んだり、過去のビデオを観たりしてイメージを膨らませておいた。
今回はこのどろろのTシャツが配られた、上はそのTシャツを着て、下は黒のパンツ。
当日のタイムスケジュールは3時過ぎに県民会館へ。
4時過ぎにリハーサル。6時30分開演。1時間客席からみて
7時半から上手で待機。舞台に上がって10分ぐらい。
終了してから後半のビデオを観ながら
そして最後のフィナーレに東南アジアの竹の楽器を鳴らしながら登場した。

8時40分終了。
そのあと劇団員の方々と交流会。記念写真を撮った後、9時30分頃解散した。

この日のための練習が早い人は6ヶ月前の12月から。延べ30時間以上の練習時間だった。
濃い内容でそしていい経験ができた「どろろ」だった。
扉座、これが20回目の公演だったそうだ。

観る側も「斬新で実に面白かった」との感想だった。。









コメント
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