ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-60 木村草太講演・・子どもの人権で

2019年06月24日 | 日記
最近涼しく、学校ではプール開きをしたもののまだ入っていないとか。
若干風邪ぎみで体調崩してしまった。

さて6月22日 木村氏の講演会があった。参加者200人
子どもの虐待やいじめが顕在化してきた昨今、
子どもの人権と憲法というテーマでの講演。

憲法25条の事案。
深刻な生活の状況の報告があった。
年間30件数。うち3分の1が心中。
0歳児で生まれた直後か1歳未満が多いと。

銚子の例では家賃滞納で住宅明け渡しの当日の事件。
前年、生活保護を受けたいが相談できずじまいの中、
精神的に追い込まれ13歳の娘を手にかける。
減免制度を伝えず、催促だけをしていた当局。悪質な滞納者ではないのに
減免制度も伝えず、手続きを進めるのは居住保証の公営住宅の目的に反する。
25条の生存権に抵触。

いじめと精神論では
いじめには2つ。
1つは非強制的措置で止められるもの
2つめは止まらないもの。これが狭義のいじめ

1つめは教師などが注意、指導すれば多くがなくなる、規範意識欠如型。
2つめは、加害者自身も分かっているのにやめられないもの。
これは強制的介入が必要である。法や警察など

精神論では太刀打ちできない、解決できないもの。と断裁。

これには違和感があった。弁護士と教育関係者の立場の違いか。

しかしこれだけ深刻な状況と逆にいっているのだ。重い締めくくりだった。










コメント
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