ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-57 深みのある朗読劇

2019年06月19日 | 日記
前号からの続き

中村敦夫氏

子どもの頃、小中学校時代を過ごした土地で
大型原発事故が起きるとは想像もしてこなかった。
誰だって晩年は静かに暮らしたいと思うだろう。
2011年の福島の原発事故はそんなささやかな一老人の希望を
一瞬で打ち砕いた。
原発事故は戦争に匹敵する大参劇ある。

表現者としてだんまりを決め込むわけにはいかない。

材料を取捨選択して本質的な問題構造をわかりやすく見えるような作品を描こうと決意。
単純で力強い表現として朗読劇を選んだのだ。
このようなおもいで
線量計が鳴るが出来上がった。
中村氏のライフワークとして各地で上演して数年がたつのだった。

舞台は荒野のイメージ
背後に大きめのスクリーン
朗読中に写真、資料などが映し出される。

リュックを背負った老人が登場。
手には放射線用の線量計をもっている。
東北弁で語っていくのである。
この老人は福島原発の配管技師という設定。双葉町で生まれる。
その老人が振り返りながら物語が進行していくのだった。

学者がいうのでもなく、現地の人が自分たちに降りかかってきた原発を
体験して語るところに観る側聴く側に大きな説得力があるのだった。

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2019-56 朗読劇 線量計が鳴る

2019年06月19日 | 日記
昨夜の地震。プール帰りで大手スーパーで買い物中。
揺れているような気がしたが誰も騒がない。
気のせいか?と思ったがシャッターの音がなっていた。
この付近は震度3だったがレジの人は黙って打ち込んでいた。
新潟が震源地だとか。被害が少なけれなと思う。

毎日農作業。1月かかって、時期をずらしながらとうもろこし300植えた。3ヶ月後が収穫だ。

さて6月中旬、アイーナで俳優の中村敦夫の朗読劇があった。

数年前からこのテーマで各地を回って公演しているそうだ。

中村氏と言えば木枯らし紋次郎が代表作。
題材が題材だけに奥が深い。

随分調査をしていると感じた。マスコミで公表されている物ではなく

現地取材そしてチェルノブイリ等との比較。核心に触れていた。

そしてなんといっても役者だと感じたのが2時間たちっぱなしでの朗読なのなのだ。

腰痛を抱えている人にはつらいものだ。
健康であってこそできるもの。本にサインをしたときに伺った。年齢は78歳。






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