ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2021-28 絵本と歩む、わが人生 末盛千枝子氏講演

2021年03月21日 | 日記
3,11絵本プロジェクトいわてを震災時、立ち上げ
2~3週間で全国から集まった絵本が20万冊。それから10年間活動
ついにその活動を終えた。その代表であった。

今回の講演内容は自分の「半生と絵本」。場所はプロジェクト活動であった中央公民館。
末盛さんは大変おおらかで穏やかな雰囲気があるが、波乱万丈な半生を生きている。

彫刻家の舟越さんの長女。
当時子どもが8才と6才でNHK「夢であいましょう」等の企画をしていた夫が若くして突然死。
海外の絵本を翻訳し会社設立。美智子皇后の絵本など紹介。それ以降、親交がある。
子どもが25才の時に再婚。その長男がスポーツ事故で下半身付随。
そのあと東京から2010年岩手の松尾の彫刻家の父の舟越の別荘に移住。

その翌年震災でじっとしていられずプロジェクトを立ち上げたのであった。
それは、最初の夫の突然死の時「ぼくのパパなのにしんだ。」といって泣いた息子。
このことばがよみがえったというのです。
津波にあった子ども達とあの時の息子達の様子が重なったのでした。
あなたたちのことを思っている人がたくさんいるんだよということを伝えたくて立ち上げたのです。
これがマスコミでもとりあげられ全国から集まった20万冊。
私もその本の整理に一緒にお手伝いをしたものでした。物凄いほんの量でした。
それを被災地に届け、時に読み聞かせなど行ったプロジェクト。
この活動が10年続き終了したわけです。
たくさんの方の心に安らぎをもたらした活動ではなかったのではないでしょうか。
ごくろうさまでした。









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