厳しい暑さになった6月22日、
今年度先進地見学会の第1候補千葉県成田市の有機農業者のグループ『おかげさま農場』を下見訪問してきました。
朝10時前に到着して、おかげさま農場のこと、日本や海外の有機農業のこと、原発のこと、
近くの福泉寺で住職をされていた無着 成恭(むちゃく せいきょう)先生とのこと等々、
貴重な時間を割いてたくさんのお話しをいただき、昼食までごちそうになり、心に残る有意義な一日でした。
おかげさま農場会員農家の直売所では安全で栄養価も高い有機野菜が並んでいました。
堆肥場は何か所もあり、豚糞、草・籾殻・剪定枝等を3年かけて堆肥化しているとのことでした。
そのほか農場特注の有機ペレットの堆肥、緑肥となるギニアグラスの畑も見せていただきました。
合鴨農法の水田にも案内していただきました。合鴨は雑草や害虫を餌として食べ、排泄物が水田の栄養になり、
有機農法を助けています。水田にはネットを張ってありましたが、カラスなどに襲われて全滅したこともあるとのお話でした。
千葉県と言えばサツマイモと落花生が有名ですが、そのどちらもありました。広くて長い畝のサツマイモ畑と落花生畑が続き、
ところどころにジャガイモやトウモロコシ、ニンジンの畑がある静かな風景の中に、すぐ近くを低く飛ぶ飛行機が見えました。
トマトやピーマンなどのハウスも見せていただきました。畑でいただいた完熟トマトのなんと美味しかったこと、
ピーマンもいただきましたが水分が多く香りよくとても美味しかったです。
(ikiiki)