TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LIME PIE/AKIRA JIMBO

2005-12-26 00:20:22 | J-FUSION
神保さんのソロアルバム、1993年リリースはこの「LIME PIE」。
徳間JAPANからALFA REDORDSに移籍しての第一弾になります。
神保彰、PAUL JACKSON JR.、JOHN PENA、RUSSELL FERRANTEによるカルテット編成は従来通り。最低でもこの4人によるライブでも実現していれば絶対見に行ったんだけどな~なんて今更ながらに思う、ベストな面子です。
ただしレコーディングエンジニアは完全に交代。なんでも3D MIXING SYSTEMとかいう新しいミキシング手法を使ってるそうな。別に聴いてて違いは全然わかりませんが...。

1.「SO LONG(BUT WE KEEP WALKING)」神保サウンド定番のソプラノサックスによるライトフュージョンです。エレクトリックっぽくなった前作最終曲からの流れでしょうか、打ち込みも使われていますし、スネアドラムの音もかなり固めのエフェクトがかけられています。途中で一瞬入るコーラスがいい味出してます。
2.「UNFORGETTABLE SUMMER」PAUL JACKSON JR.のアコギとERIC MARIENTHALのサックスがフィーチャーされた、緊張感のあるちょっと切ないナンバー。トランペットとサックスのユニゾンによるサビがカッコいいです。
3.「HIP POCKET」エレクトリックなビートのイントロが新しい神保サウンドを感じさせます。JOHN PENAのチョッパーベースがめっちゃ重厚。
4.「COME AND GO WITH ME」打ち込みドラムが印象的なスリリングなコーラスナンバー。もちろん打ち込みに合わせて神保さんの生ドラムも入りますけどね。やはりこのアルバムではシーケンサーの多用が目立ちます。
5.「CATALINA RAIN」エスニックな雰囲気のイントロから始まるボーカルナンバー。
6.「BLESSING」WALLEN HILLのソプラノサックスが泣く美しいバラードナンバー。
7.「JUNCTION」タイトルそのまま幹線道路を走る車のSEから始まります。この曲はなんと言ってもギターがカッコイイ!PAUL JACKSON JR.がまたまたハードロックしてます。サビ前のオルガンシンセがまた短いながらも存在感がたっぷりでいい味出してます。
8.「THE GATES OF LOVE」女性ボーカルによるバラードです。
9.「SWEET AND TART」これも神保さん定番のHAMMER SMITHによるハーモニカが絡む、ちょっと妙な感じのレゲエナンバー。レゲエの脳天気さと、ハーモニカの音色の切なさの対比に、どうも違和感を感じるんですが...。
10.「PRECIOUS MEMORIES」神保さんに結構ありがちなイントロで始まるコーラスナンバーで、あんまりラストっぽくない曲。そういえばピアノソロを弾いているRUSSELL FERRANTE、この作品ではほとんど目立たず、バッキングに徹していることに今更ながら気付きます。

LIME PIE/神保彰
PRODUCED BY KAZU MATSUI
RECORDED AND MIXED BY JOEL STONER
C.J.ANTHONY/YVONNE WILLIAMS/MAXI ANDERSON/BRIDGETTE BRYANT/
TERRY YOUNG/FRED WHITE(vo)PAUL JACKSON JR.(g)JOHN PENA(b)AKIRA JIMBO(ds)
DEREK NAKAMOTO(keys.vo)RUSSELL FERRANTE/GARY STOCKDALE(keys)
PEDRO EUSTACHE/LENNY CASTRO(perc)WALLEN HILL/ERIC MARIENTHAL/SAM RINEY(sax)
CLAY JENKINS/CHALY DAVIS(tp)STEVE HOLTMAN(tb)HAMMER SMITH(harmonica)
コメント (1)
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