FULL FANTASY/野獣王国

野獣王国4枚目のアルバムは「FULL FANTASY」2000年にリリースされました。
このアルバムからドラムが東原力哉から小森啓資に交代。更に重くて音のでかいドカドカドラミングになって、演奏的には更に野獣度がアップしたといえるでしょう。 ...人間的野獣度としては見るからに野獣の力哉にはどうしても負けますけどね。

1. MR.ROCKET
是さんの作品。難波さんのオルガンがカッコイイ、野獣王国らしいハードフュージョン。
2. GODZILLA
ご存知ゴジラのテーマのカバーです。野獣としてカバーするんだったらここまでやらなきゃね。恐ろしくておどろおどろしくてハードでヘヴィでカッコイイ、ゴジラのテーマです。難波さんのオルガンがゴジラの雄叫びに聴こえるのがイケてまね。そしてこの曲のドラミング、ベースラインは絶品です。ゴジラ松井のテーマ曲にして欲しいくらいですな。小生未だライブでこの曲を聴いたことがありません。一度でいいから生で聴いてみたい！
3. LONELY PLANET
是さんの曲。ゴジラの次の曲としてこの曲を持ってきたのは大正解ですね。まるでゴジラに破壊されまくった夜が明けて、瓦礫だらけの街に静かな朝が訪れた、といった雰囲気でしょうか。プログレのアルバム構成によくありますが、ハードな曲の後に落差のある静かな曲を持ってきてます。野獣たちのコーラスもそんな雰囲気を作るのに効果抜群！SESSION2006でもナルチョと難波さんがコーラスしてます。
4.2000GT
初お目見え、小森さんの曲です。野獣王国として全く違和感のないハードなフュージョンに仕上がってます。この人も変拍子好きみたい。ライブでは小森さんのドラムソロコーナーの定番曲になってます。もちろんSESSION2006でも。
5.NOW YOU’RE HERE
SWING OUT SISTER「あなたにいてほしい」のカバーです。ナルチョがアレンジしてますが、原曲のしっとりとした雰囲気とは対照的に、カラカラに乾いたレゲエスタイル。左右別録りのドラムが面白い。
6.KEEP OUR LOVE ALIVE
これまたSTEVIE WONDERのカバーです。こちらは小森さんのアレンジ。小森さんらしくドカドカとしたドラミングを前面に押し出したところが特徴的です。
7.WO-BASSIN
ナルチョコーナー。チョッパーベースの多重録りによるこれでもかチョッパーのナルチョワールドです。
8.THE TIME TIDES（時潮）
難波さんの作品。難波さんの泳ぐようなシンセメロが幻想的です。いい曲です。
9.LUNAR SEA
これもなんかのカバーです。（原曲知らず）このアルバムはカバーがやけに多いですね。アルバムの半分がカバーですから。タイトルもそうだしアレンジもやけに宇宙的で壮大だなと思ったらやっぱり、難波さんアレンジでした。しかも野獣らしくハード&ヘヴィ。
10.THE NEVER ENDING STORY
これまたリマールとやらの歌う映画の主題歌。きれいにアレンジしてますね。この曲には野獣っぽさはあまり感じません。きれいにまとまりすぎちゃって、前作のE.T.のテーマ同様あまり野獣には似合わないかも。

野獣王国
HIROKUNI KOREKATA(g)HIROYUKI NAMBA(keys)YOSHIHIRO NARUSE(b)KEISUKE KOMORI(ds)