昨夜、アニメ会社の放火火災の報道に衝撃を受けた。
息子が帰省中に録画して「一緒に観ようよ」と言われていたこちらの会社の代表作と称されるアニメがあったが、なかなか一緒に鑑賞する時間が捻出出来ず、先日のハードディスクの故障とともに飛んでしまったことが、悔やまれる。
今朝になって33人もの方がその命を落とされ、今なお重態な方が数多くおられると知り、いたたまれない思いだ。
どうしてこんな理不尽なことが・・・と思う。
朝の連続テレビ小説で、アニメーターという仕事が想像以上に大変なものだと改めて知る機会があったせいかもしれないが、好きなこと、夢を実現させているであろう人たちが、その職場でどれほど無念のうちに煙に巻かれたのか・・・痛ましく、やるせない。
生きていることは宙ぶらりん、今の今まで健康で働いていた人たちが一瞬にしてその生を断ち切られる現実に足がすくむ。
そんな悲報とともに、今度は我が家としては100パーセント頼みの足である私鉄の変電所火災で電車が運転見合わせというニュースに接した。
とてもすぐには開通しそうにない。夫はすっかり諦めムード。バスでJRまで出てから出勤すると、普段どおりに出かけた。折り悪く忘れ物大王である彼は、昨夜スマホを会社に忘れてきたという事態で、Wifiが通じるところならこのタブレットでも持っていくか、と前途多難な出発であった。
私は徒歩通勤という環境にあるので通常通り出勤したが、職場では来られない人が続出。2駅歩いてきた人、普段乗らないバスを使った人、タクシーを待ったけれど全く乗れなかった人、JRを乗り継いで迂回して来た人などなど、4時間以上かかって到着した人も一人や二人ではなかった。
授業は規程どおり終日休講となった。結果として食堂や売店も終日休業になったり、短縮営業だったり。折り悪く前期試験の最後の授業週であり、来週からは試験が始まるというのに、補講もままならず、その対応に追われることになった。
果たして夫もバスに乗れるまで2時間かかり、結局、4時間かけて職場に到着したそうだが、疲れ果ててもう帰りたい・・・と泣きが入っていた。
普段どおりの通勤手段が麻痺すると”通勤″は文字どおり”痛勤”になる。
最後まで開通しない区間に含まれていた最寄り駅だが、夫は今宵も宴会。私は帰路のライナーを代行予約していたのだが、それも早々と運休が決まった。夕方ようやく全線運行再開とはなったが、さて、何時間かけて帰ってくるものやら・・・。
夏休み直前の週末、大変な1日になったものである。皆様、本当に大変お疲れ様でした。