あれほど大量に水をかけても、この日は10分もすれば全て乾いてしまいます。
そしてキャッチボール。
豪快に投げ込むキズナ。
身体のバランスも良く、蹴り足も申し分無いのですが。
キズナは投げる時に肘が前に出てこないのよね。
所謂担ぎ投げと言う奴で、腕の使い方が下手なんです。
そこを意識すれば、驚くほど速い球が投げられるフォームなのにねぇ。
そして、実は穏やかな逸材。
この塾生は時間さえ許せば、本当にピッチャーとしてきちんと教えてあげたい塾生ですね。
何が違うかと言うと、肩甲骨の柔らかさ。
これは持って生まれた才能であり、個人の努力では如何ともし難いもの。
簡単に言うと生まれた時から宝物を持っているのです。
中学に入ってから、これに気付いてくれる指導者に出会えると良いんですけどね。
この才能は本当に伸ばしてやりたいねぇ。
だんだんと遠くまで投げれるようになって来たパタ。
それでも、今一つボールのスピードが伸びて来ない理由は・・・・
この写真で解りますね。
そうなんです、腕が完全に振り切れていないんですね。
投げた後の腕は、自分の背中まで回らなくちゃ駄目よ。
身体の前で止まっている内は、まだまだボールが速くならないね。
そして、現在第二次進化を遂げているのは・・・・
投げる際に身体が開く癖に気が付いたコリュウセイ。
軸足を真っ直ぐ前に出す事で、腰の開きを直します。
この写真では、まだ左肩が開いていますが、徐々にフォームが整って来ていますよ。
そして、今回はちょっとキツイ練習が行われました。
主将の掛け声に合わせて、リードだけでの素振り。
最近はバッティング練習に重きを置いている平成塾。
塾生達もだんだんと速いボールに目が慣れて来た所ですが。
何しろバッティングの軸が安定しません。
そこでキャプテンの掛け声に合わせて300回のスイングをさせてみました。
リードはボールを遠くへ飛ばすのに、とても重要な役割を担っています。
これでバットを振り切ってみると、如何に回転軸がぶれているか丸解り。
振り切ってはみる物の、ふらつくカズホ。
重心も前に出たり後ろに下がったり。
良い感じで振れているように見えますが・・・
振り切るどころか、バットに振られています。
これではボールが遠くへ飛ぶ訳は無いわね。
みんな手の皮を剥きながら、必死にバットを振り続けます。
まぁ、日ごろバットを振って無いのがバレちゃいましたね。
投げる時のフォームの微妙な差。
打つ時の軸の微妙なズレ。
これに気が付くか、修正できるかが、2年後にはとてつも無く大きな差となって現れて来ますよ。
みんな今の内に修正しておくんだよ。