インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

平成塾対公務員 その3

2020年07月27日 | 塾長の独り言

足立区の小学校には開かれた学校づくり協議会と言う物が存在します。
これは元々は公務員の常識は非常識という観点から、足立区長に就任した近藤やよい区長の希望で設置されたものです。

この時、既に公務員化された教育委員会と先生達だけでは、地域住民や児童、更にはその父兄達との感覚の乖離が激しく、このままでは駄目だと言う事から始まったこの制度。
多くの地域住民を学校の運営に混ぜる事で、健全で世間の常識に沿った学校運営を果たそうと言う試みです。

平成塾は創立当初、この開かれた学校づくり協議会の一員として組み込まれました。
これは丸西校長、原口副校長の配慮によるもので、平成塾の発言を学校内に取り込み易くしてくれたものです。
しかも平成塾のコーチからは協議会の副会長が選出された他、僕自身も土曜事業のトップと言う立場に招聘されました。
土曜事業とは、辰沼小学校で開催される全ての団体の活動やイベントを決定するものであり、当時は学習教室や花などの植物を植えるボランティア団体が参加していました。

同じソフトでも、使う人が変わるとこれほどまでに向かう方向が変わるかと言うのが、この開かれた学校づくり協議会に代表されたように思います。

丸西校長、原口副校長の時代には、みんな真剣に学校の事を協議していたように思います。
そこには学級崩壊もいじめ問題も包み隠さず公開され、全員がその原因と対処方法を意見交換しておりました、
時として会議の席でぶつかり合う事もありましたが、それらは全て子供達の為にと言うベクトルが働いていたと思います。

ところがどうでしょう。
校長と副校長が変わった途端に、この小学校では全ての問題が無くなります。
そして、この協議会には毎回足立区の教育委員会のメンバーが加えられる事となりました。
いつしか、この協議会は子供達の為の環境に関する話し合いでは無く、校長副校長がどれだけ頑張っていて、こんなに素晴らしい組織を作っているんだと言う教育員会へのアピールの場になって行ったのです。

そんな時に事件は起こりました。
毎週開催されていた学習教室の資金が使い込まれたのです。
これは学習教室での成果を試す意味で、子供達がテストを受ける為の積み立て資金でした。

本来であれば、これは協議会の中で発表され、対策を講じるべき問題です。
ですが、この校長と副校長はこれを隠蔽しようと試みます。
当時の協議会の会長と校長、副校長の3人で話し合った結果、使い込んだ本人に返済の約束をさせ、使い込みの事実は無かった事にしようとしたのです。
ですが、使い込まれたのは大勢の子供達の受験費用です。
予定していたテストを子供達が受けられなくなった事により、この事実はすぐに関係者全員が知る事となりました。

これに物を申したのが平成塾です。
まず最初に、なぜ一人に大金を預からせていたのか。
次に、なぜすぐに関係者に事実を報告しなかったのか。

実際、協議会の副会長にすら公式な連絡は無く、土曜事業長の僕にですら報告があったのは事件発覚から1か月も経過してからです。
しかも関係者には報告が無いのに、なぜか元のPTA会長には報告が届いており、協議会の会長、校長、副校長、元のPTA会長で隠蔽しようとした構図が見え隠れします。

この事は以前のブログですっぱ抜きました。
何しろ放っておけば、このまま無かった事になりそうだったからです。

これに激怒した当時の協議会の会長、なぜか元PTA会長と平成塾は対立します。
多くの父兄が見守る中で話し合いが持たれましたが、理路整然と問題を指摘する平成塾に対し、感情論で対抗する協議会の会長と元PTA会長。
最後は今回の行動の問題点をことごとく指摘され、協議会会長と元PTA会長が興奮して全ての書類を破り捨てて、話し合いの会場から出て行く結末となりました。

この後、校長と副校長はこの事実を教育委員会に届かないようにするだけの行動に移ります。


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