JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
営団地下鉄 インク式券売機券のいろいろ ~その2
営団地下鉄インク式券売機券の2回目です。
やはり昭和46年12月に渋谷駅で発行されたものです。
前回エントリーの三越前駅のものと同じ日に発行されたものですが、様式が全く異なっています。
いままでは「発駅〇〇から地下鉄線何円区間ゆき」という形で記載されていたものが、「発駅〇〇→地下鉄線何円区間」というものに改められています。
また、「(交通営団)」とだけ書かれていた名前が「(帝都高速度交通営団)」というように省略されないで記載されています。
やはり同じ日のものですが、こちらは新中野駅で発行されたものです。
渋谷のものよりも金額の数字や「円区間」の文字が大きく、鮮明ではありません。「発売当日限り有効」および「下車前途無効」の文言は、発駅名の下に2段書きで記載されています。
やはり同じ昭和46年12月に仲御徒町駅で発行されたものです。
金額数字が渋谷や新中野のものとはまた違った字体です。また、→や「地下鉄線」の文字も、新中野のよりも少々大きいように思われます。
同じ昭和46年12月に東京駅で発行されたものです。
雰囲気的には新中野のものとよく似ていますが、発駅の字体が大変大きく、その分、一番下に書かれる発行箇所名の記載がありません。
これらの券は子供のころ、最寄りにある某地下鉄駅の改札掛さんから頂いたものでありましたため、たまたま同じ時期の券で比較することができたわけです。今となっては貴重な資料です。
こうしてみると、当時の営団地下鉄には、昭和46年12月だけでも数種類の券売機券が混在していたことになります。
では、次回に続きます。
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