営団地下鉄 インク式券売機券のいろいろ

券売機券はコレクションの対象ではないという方が多いかと思いますが、営団地下鉄(現・東京メトロ)のスミインク式時代の券売機券には様々な様式の券が存在し、その全容がすべて掴みきれないほどです。

今回、敢えて数回に分けて御紹介し、券売機券の楽しさにも触れて戴こうと思います。

 

   


昭和39年12月に新橋駅で発行されたものです。
緑色無地紋の券紙で、後に地図式から金額式に様式変更された硬券もこのデザインが使用されています。

 

   


昭和47年3月に九段下駅で発行されたものです。
このころになると、記載事項に変化は見られませんが、緑色営団地下鉄地紋の券紙が使用されるようになります。

当時の券売機券はインクのついたゴム印を券紙に捺印してカットする方法が一般的となっており、印版の摩耗やインクのかすれ等でこのような不鮮明なものが発行されることも珍しくありませんでした。

 

   


九段下のものより約4カ月前の昭和46年12月に、三越前駅で発行されたものです。

様式的には九段下のものと変化がないように見えますが、「通用発売当日限り」となっていた文言が「発売当日限り有効」となっています。


ということは、同じ時期に「通用発売当日限り」と「発売当日限り有効」が混在していたということになります。


では、次回に続きます。

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