(北)福島駅発行 赤刷硬券入場券

昭和57年11月の東北新幹線暫定開業当時、福島駅の新幹線中間改札精算所で発行された入場券です。


   


白色無地紋のB型券で、仙台印刷場にて調製されたものです。


新幹線暫定開業前、福島駅では通常様式の入場券のみを発売しておりましたが、新幹線開業と同時に設けられた中間改札精算所には、赤刷の硬券入場券が設備されました。

それまで、赤刷の硬券入場券は東京駅の中間改札精算所のみに設備されており、米原駅の2重ライン入場券の例がありますが、東海道新幹線の他の駅に赤刷の入場券は設備されていませんでしたので、赤刷券というのは東京駅だけが許された特殊な様式であると思っておりましたので、この券が出た時は大変驚いたものです。


その後、仙台印刷場が閉鎖されると福島駅の赤刷入場券は東京印刷場に移管され、従来の東京印刷場の様式とは異なる、仙台印刷場の様式に準拠した新様式の券が出現しました。


   


昭和61年8月に同じ窓口で発券された、東京印刷場で調製された福島駅の赤刷券です。

基本的には東京印刷場の様式となっていますが、最下段に発行箇所名が入っている点が本来の東京印刷場様式と異なります。


   


小児券につきましても大人・小児用券同様、発行箇所名が印刷されたものとなっており、本来の東京印刷場様式とは異なっていました。

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