国鉄門司印刷場券の広島市内ゆき乗車券

昭和55年5月に博多駅で発行された、広島市内ゆきの片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型一般式券で、門司印刷場で調製されたものです。


広島市内の駅は駅名票に「口広」の符号のある広島市内にある駅ですが、海田市駅および向洋駅は広島市内から外れた広島県安芸郡に位置しておりますが、その先にある安芸中野駅および矢野駅が再び広島市安芸区に位置していることから、便宜上広島市内の駅に含まれています。このことは補充券の裏面のご案内文を見ても記載されておりますし、硬券時代の長距離乗車券には裏面の注意書きに記載されておりました。


門司印刷場で調製された券の場合、海田市駅と向洋駅が含まれる旨の記載は表面の着駅欄にかっこ書きで追記されており、広島市内ゆきの乗車券の場合は「(海田市・向洋駅)」と記載されておりました。

これらの記載は大抵、漢字がゴシック体、ひらがなが太明朝体となっていましたが、この券の場合、なぜか「含」の文字だけが細い明朝体となっています。

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