〇自 津山駅発行 名古屋ゆき鉄道連絡乗車券

昭和60年5月に〇自 津山駅で発行された、名古屋ゆきの鉄道連絡乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型一般式券で、大阪印刷場で調製されたものです。

経由は津山~(中国高速線)~新大阪駅~(東海道本線)~名古屋となっており、新大阪駅からは東海道新幹線を利用する旅客が大半であるものと思われます。
中国高速線は高速自動車国道を走る高速バス路線のために座席定員制となっており、乗車する便を指定して乗車券を発売しますので、発売時に指定便の種別と発時刻のゴム印を捺して発売していました。


〇自 津山駅はかつて国鉄自動車線の中国高速線(中国ハイウェイバス)の駅でしたが、国鉄民営化以後の現在でも西日本ジェイアールバスが出札業務を引き継いでおり、特急便や急行便を含め、現在でも1日42往復の便が出発する自動車駅となっています。

津山駅からは津山線で岡山まで出てから山陽・東海道新幹線で名古屋まで行く方法もありますが、津山線経由で約3時間30分かかるのに対し、中国高速バスを利用で約3時間程度となっており、運賃料金的にも後者に軍配が上がることから、現在でも根強い人気があります。
便が多い駅だけあり、同駅には乗車券を買い求める旅客の姿が頻繁に見られます。

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