留萠駅発行 留萠から100kmまでの急行券

昭和54年4月に留萠本線(現・留萌本線)留萠駅(現・留萌駅)で発行された、100kmまでの普通急行券です。


   


桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。


留萌本線は今でこそ普通列車しか運転されていない「名ばかり本線」になってしまっていますが、拙ブログにて12月3日エントリーの「深川車掌区乗務員発行 車内補充券」で御紹介いたしました通り、旭川~留萠間の急行「るもい」が、深川駅で併結されていた急行「かむい」から解結されて2往復、札幌から留萠本線を経由し、留萠から羽幌線幌延に向かう急行「はぼろ」が1往復設定されており、急行列車が運転されていた時代がありました。

    ☜ クリックすると、やたら大きくなります。2回クリック・クリック!

前々回にアップしました当時の時刻表のページを再掲載します。1983(昭和58)年10月の交通公社(現・JTB)時刻表の留萠本線のページです。
今回御紹介の急行券はその時代のもので、留萠駅から美唄駅まで、急行「るもい」に乗車した時の急行券です。

この時乗車した下り急行「るもい」4号は、羽幌線幌延から羽幌線の普通列車として留萠に到着すると、留萠駅から急行「るもい」4号として留萠本線を深川まで運転され、函館本線内は急行「かむい」13号と併結することになります。しかし、キハ56系列気動車で組成された後ろ4両編成の「かむい」2号に対し、前2両の「るもい」1号はキハ22型気動車2両で組成された、どう見ても普通列車のような列車で、どう見ても見劣りのする列車でした。そのためか、函館本線内ではそれを知っている旅客は急行型の後ろ4両を選んで乗車しているような感じでした。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )