京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

紅葉と(もみじ)?

2013-12-05 | インポート

この時期に舞妓さんのかんざしは、もみじになり、舞妓さんが持ち歩いている黒かごは、

もみじ柄のを、持たれているのを目にする。京都に来られ舞妓さんと写真を取られた

お客様が、どの季節に来られたかがわかると言う。

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紅葉と書いて、もみじと呼ぶ、日本語にありがちな、二つの呼び名と二つの意味

不思議だと思うのは、私だけでしょうか、紅葉(もみじ)の語源は、秋に赤や黄に変わる様子を

昔、「紅葉づ(もみづ)」といつた事にもとずく。秋口の霜や冷たさに揉み出されるようにして、

色ずくため「揉み出るもの」から(もみいず)と言った事からきたとの説もある。

また、紅葉狩りも不思議に思う、もみじを眺める事を意味するが、なぜ狩りなのか、

平安時代には、実際に紅葉した木の枝を手折り(狩り)手のひらにのせて鑑賞する方法が

あったようで、そこからきた説もあります。

Sca3j0338相国寺

                                   <サイダー>


12月8日(日)は京都検定!

2013-12-05 | インポート

試験を目前にして、「申し込まなければよかった。。」と後悔し、弱気になっております。。

3級も簡単ではありませんでしたが、2級はさらに手ごわいです。

自分にプレッシャーをかけて頑張ってますが、結果はどうなるか分かりません。

が、今まで勉強してきたベストを尽くしたいと思います。

ところで、皆様は「八瀬童子」をご存知でしょうか?

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簡単に説明させて頂きますと、

八瀬の村は、昔から皇室との関係が深い土地柄で、

平安時代から、皇室の行幸や大葬行事の際は、

八瀬の人々がお供を務めていたそうです。

これらの人々が「八瀬童子」と呼ばれており、

現在も120の家(当主)があり、1ヶ月に1回以上は集まって、

連綿と神事を執り行っているそうです。

なんと、昔は朝廷お抱えの忍者であり、鬼の子孫と称されました。

この関連で、「八瀬赦免地踊り」という行事があります。

重要無形民族芸能であり、毎年、体育の日の前日、夜に行われます。

この踊りは、ある事件がきっかけで生まれました。

往時、比叡山延暦寺と八瀬村との間の領地境界線を巡って、訴訟問題が起こりました。

比叡山は、八瀬村の特権(税の赦免)に反対し、廃止を願い出ました。

これに対し、八瀬の村人が先祖代々の論旨を示して幕府に上訴した所、

老中・秋元但馬守喬知により、八瀬村に有利な裁定を下されました。

当時、小さな村が勝訴するのは奇跡的な事と、村の人々は受け止め、

この御恩の御礼にと、秋元但馬守の死後、遺徳を偲んで、

氏神の天満宮の側に「秋元神社」を建て、毎年、秋に赦免地踊りを奉納したそうです。

さて、話は戻りますが、

今年の京都検定2級のテーマは、「八瀬・洛北・比叡山」です。

皆様、今年もあと少し、年末に向かってますます忙しくなりますが、

お身体に気をつけて、頑張りましょう。京都大好き!<マンマ・ミーア>