<●清水寺 千日詣り 特別拝観>
千日詣りは、観音様の最大の功徳日で、
「一日のお参りで千日分の御利益がある」と云われています。
特別拝観は、普段は入れない本堂の内々陣が公開され、
参拝客は、家内安全や学業成就などの願い事を書いたろうそくを献灯、
秘仏の十一面千手観音像(お前立ち)が納まる厨子の前で、
本尊と縁を結ぶとされる五色の綱を握り、手を合わせます。
夜の特別拝観は、より幻想的な光景を見る事が出来ます。
・内々陣特別拝観⇒8月9日~16日 9:00~16:00
・夜の本堂内々特別拝観⇒8月14日~16日 19:00~21:30
<●千本ゑんま堂 お精霊迎え>8月7日~15日
千本ゑんま堂の正式名称は「引接寺」で、本尊は閻魔王です。
閻魔大王は、死者の魂を、天国に行くか地獄に行くかを決める裁判官です。
開基は小野篁(おののたかむら)。
小野篁は、この世とあの世を行き来する神通力を持ち、
昼は宮中に赴き、夜は閻魔庁に仕えた、と云われています。
千本ゑんま堂は、北の葬送地であった連台野の入口にある由緒あるお寺です。
京都では、ご先祖様の精霊を「おしょらいさん」と親しみを込めて呼んでいます。
同寺は、前回紹介した「六道まいり」と同じ様な「お精霊迎え」が行われます。
参拝者は、戒名を記した水塔婆に槇の葉で水をかけ、
迎え鐘をつき、精霊さまを迎えます。朝から多くの参拝者で賑わっていました。
尚、14日には、千本六斎念仏が奉納されます。
<●矢田寺 送り鐘供養>
寺町三条上ル 寺町通りに面している矢田寺。
本尊の地蔵菩薩(矢田地薩)は、「代受苦地蔵」と呼ばれ、
人々の苦しみを代りに受けて下さると云われています。
同寺の梵鐘は、六道珍皇寺の「迎え鐘」に対し、「送り鐘」と呼ばれ、
「五山の送り火」にお盆の精霊を送るために鐘を撞きます。
一人一打、自由に撞く事ができます。是非どうぞ。<京都 好き男>