京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

世界遺産 龍安寺~石庭と鏡容池

2018-07-11 | 京都案内

世界遺産の龍安寺は臨済宗妙心寺派の寺院。



室町幕府の管領細川勝元が徳大寺家から山荘を譲り受け、妙心寺の義天玄承を開山として招いて創建。

衣笠山の麓、きぬかけの路(観光道路)の途中にあります。近年、外国人に大変人気のスポット。
龍安寺と言えば方丈前の空間に白砂を敷き詰め15個の石を配した「石庭」。



この石庭は「七・五・三の庭」とも「虎の子渡しの庭」とも呼ばれ禅の境地を表現し、見る人の心の持ち方でどのようにも見えます。
ひと時を縁側に座って心静かに眺めましょう。
方丈の北には徳川光圀が寄進したという「つくば」。
中央の水穴を「口」という字に見立てた、「吾唯足知(吾唯足るを知る)」の手水鉢が置かれている。
これも禅の教えを図案化したものだそうです。



石庭鑑賞後は鏡容池(きょうようち)をひとめぐり。
四季折々の草花が池の周りに咲き乱れます。
この日は池に広がる満開の睡蓮に出会えました。

 

 

早朝の涼しい時、人も比較的少なく、清々しい気持ちで参拝されるのはいかがでしょうか。
おすすめします。

京都好き男 細木