先住民族関連ニュース

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東北とアイヌの言葉で上演 下館和巳さん・秋辺デボさん

2018-07-13 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年7月12日 東京夕刊
「この芝居が津軽海峡を渡ると思うと感無量」と語るのは、劇団「シェイクスピア・カンパニー」(仙台市)の主宰者で東北学院大教授の下館和巳さん(62)=写真左。シェークスピアの4大悲劇の一つ「オセロー」を翻案した「アイヌ・オセロ」が14日、札幌市の北海道立道民活動センターで上演される。
 江戸末期の道東を舞台にしたアイヌ民族の旺征露(おせろ)と仙台藩士の娘貞珠真(でずま)の悲恋の物語。仙台での初演に続き、札幌で2011年3月に上演するはずが「その9日前に東日本大震災が発生。行く道を閉ざされた」という。
 お蔵入りとなった作品に息を吹き込んだのが、アイヌ民族の演出家、秋辺デボさん(58)だ。アイヌの舞踊家らをキャストに加え、下館さんとの共同演出で大胆にリニューアル。札幌での公演に先駆け6月、下館さんの母校、東京の国際基督教大学で披露された。「アイヌ民族の言葉と精神が加味された新生オセロで、東北と北海道に新たな風を起こしたい」と下館さん。【明珍美紀】
https://mainichi.jp/articles/20180712/dde/014/070/007000c

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白老「象徴空間」に聖火リレー 道の実行委、策定有力

2018-07-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/13 05:00
 2020年東京五輪の聖火リレーの日程が、道内は同年6月14、15の両日となることが12日決まった。47都道府県のうち北海道は38番目で、聖火は青森県から道内を通って岩手県へと運ばれる。道内の具体的なルートは今後、道の実行委が策定するが、20年4月に胆振管内白老町に開設されるアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」を組み込む案が有力だ。
 大会組織委員会、政府などでつくる同日の調整会議で了承された。東日本大震災からの「復興五輪」という開催理念から、聖火は東京電力福島第1原発事故で甚大な被害を受けた福島県を20年3月26日にスタート。日本列島をおおむね時計回りに巡り、7月24日の開会式で東京・新国立競技場の聖火台に点火される。総日数は移動日を含め121日。
残り:401文字/全文:730文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/208364?rct=sports

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あすから「北海道150年ウイーク」 各地で280事業

2018-07-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/13 05:00
 1869年(明治2年)の北海道命名から150年を記念した、関連行事が道内各地で集中的に開かれる「北海道150年ウイーク」が14日から始まる。各行事を通じ、北海道の名付け親となった幕末の探検家、松浦武四郎の功績や北海道の歴史をPRする狙いだが、中には、北海道150年との関係が分かりにくい行事もある。
 ウイークは8月26日まで。道や経済団体などでつくる「北海道150年事業実行委員会」が8月5日に札幌で行う記念式典を中心に、同実行委が関連行事として認めた、食やアート、科学などをテーマにした約280の事業が各地で開かれる。歴史講座やアイヌ語による漫才、北海道の将来を考えるシンポジウムなどの一方、豪華客船で道内を巡るツアーなども含む。
 留萌管内増毛町で29日に開催される「ぞうきん掛け選手権」は、旧増毛小の廊下で雑巾掛けの速さを競うもので、2年前から開かれている。主催する町観光協会は「北海道150年と関係はないが、校舎が北海道遺産に指定されており、保存や歴史に関心を持ってほしい」とする。
 空知管内新十津川町は28日のラジオ体操大会を関連行事とし、「期間中の町内のイベントをまとめて申請した」。道は札幌で26、27日に開かれる全国知事会議を登録し「北海道150年を訴えて誘致に成功した。会場近くで150年事業をPRしたい」と強調する。
 実行委事務局の道が、北海道150年との関係性などを審査し、登録を決めている。ただ、申請があればほぼ登録したという。道150年事業室は「多くの行事を登録し機運を盛り上げたい。各行事の主催者側も、PRの機会が増える」として理解を求めている。(中村征太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/208378

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