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甲子園出場「KANO」を誇りに 野球のふるさと嘉義

2018-07-20 | 先住民族関連
GLOBE 2018.07.19

甲子園出場が決まり、台湾から船で「内地」の日本へ向かった嘉義農林の選手たち=1931年8月、嘉義農林野球部OB会提供
この記事が掲載されるのは、日本全国で高校野球の地方大会が行われているころだろう。各地の予選を勝ち上がったチームは、甲子園球場への切符を手にすることができる。
今から87年前、その夏の甲子園に台湾から出場して、決勝まで勝ち進んだチームがあった。「嘉義(かぎ)農林学校」。野球部のユニフォームには、略称で「KANO」と記されていた。
当時は日本が台湾を植民地統治していた時代だ。部員は、日本人、漢民族系の台湾人、先住民族の混成チームだった。残念ながら決勝戦で敗れたものの、海を越え、はるばる「内地」と呼ばれた日本にやって来たチームの活躍に、観衆は大声援を送ったという。
「KANO」で街づくり
学校のあった嘉義市は、台北から南へ200㌔あまりの西海岸に位置する人口約27万人の地方都市だ。台湾新幹線に乗れば1時間半足らずの距離。その街がいま、「KANO」を観光資源と位置づけて、街づくりを進めている。
きっかけは、嘉義農林の甲子園出場のドラマを描いた台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」が2014年に製作されたことだった。台湾で大ヒットし、3億台湾㌦(約10億円)以上の興行収入を記録した。野球部の日本人監督、近藤兵太郎役を俳優の永瀬正敏さんが演じて、日本でも上映されたため、ご存じの方が多いかもしれない。
街の中心部にある噴水広場には映画制作と同じ年、野球部のエースだった呉明捷投手の彫像が飾られた。地元出身の彫刻家、蒲浩明さんの作品で、台座には「野球のふるさと嘉義」と記されている。
映画撮影に使われた日本家屋は、「檜意森活村」という公園に残され、台湾の「昭和時代」の暮らしを紹介する観光施設になっている。カフェも併設し、台湾のお茶を味わえる。
嘉義農林はその後、再編されて、現在は嘉義大学となった。郊外にあるキャンパスには校史の展示室があり、KANOのユニフォームや当時の写真などを紹介している。現在の野球部の鍾宇政監督は、「甲子園出場は私たちにとっては名誉な歴史」と語る。
嘉義大を見学するなら、農学部の学内農場でつくられたアイスクリームが濃厚でおいしいと評判だ。
1931年に甲子園に出場した選手たちは、すでに全員が亡くなってしまったが、その子どもの世代が野球を受け継いでいる。
藍文成さん(55)は台湾のプロ野球チーム、三商タイガーズの外野手を務め、現在は高校野球の指導をしている。父親は甲子園チームの捕手だった藍徳和。先住民族の生まれで、日本名「東和一」として出場した。文成さんが幼いころから、棒の先にぶら下げたボールを繰り返しバットで打つ練習を仕込まれたという。
劉思義さん(64)、劉秋農さん(61)兄弟の父親は、控えの投手だった劉蒼麟。父親は卒業後、嘉義農林の野球部の監督を務めた。2001年に亡くなった際は、本人の遺言で「KANO」のユニフォームを着せて、葬儀を行った。
学内の宿舎で育った兄弟は、父親の影響で自然に野球を始めた。思義さんは地元の電力会社のチームで活躍。秋農さんは日本企業のヤマハにスカウトされ、1987年に都市対抗野球で優勝した際のエースを務めた。
嘉義農林野球部の練習は、近藤監督による厳しい特訓で知られ、父親はその経験を誇りに感じていたという。思義さんと秋農さんは、「父親から受け継いだ『KANO』の精神が、私たちにも生きている」と語る。
芸術のふるさと
嘉義の街を歩くと、野球に関連したモニュメントのほかに、よく見かけるものがある。街角に展示された絵画の写しだ。
いずれも嘉義出身の画家、陳澄波が郷土を描いた作品である。日本時代に東京美術学校(現・東京芸大)に留学して油絵を学び、当時の帝展にも入選した。だが、戦後の1947年に台湾で起きた、国民党政権による弾圧事件「2・28事件」で処刑された。
民主化が進むなかで名誉回復され、その悲劇や歴史を含めて、台湾を代表する画家のひとりに数えられている。「野球のふるさと」は、台湾の「芸術のふるさと」でもある。
今回の台湾メシ
嘉義市観光行政課の職員に紹介されてランチに出かけたのは、市役所そばの「劉里長鶏肉飯」(公明路197号)。鶏肉飯は嘉義の名物で、「火鶏(七面鳥)」の肉を使っているのが特徴だ。写真の「火鶏肉片飯」は50台湾ドル(約180円)。
西本秀 朝日新聞記者
広島県出身。2000年に朝日新聞入社。長野総局、名古屋社会部、東京社会部などで勤務した後、17年2月から台北支局で働いています。支局から歩いて5分の夜市「遼寧街」によく出かけ、晩ごはんを食べているので、街角でお目にかかるかも。
https://globe.asahi.com/article/11686657

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ヴィヴァルディ、バッハ…バロック音楽の潮流 和光大学でクラシック音楽を知ろう

2018-07-20 | アイヌ民族関連
zakzak 2018.7.19

★和光大学
 秋期講座のなかから、特に興味深いテーマのものを紹介しよう。
 「クラシック音楽の楽しみ方-西洋音楽史入門2」(全10回・1万6000円、教材費300円)は、クラシック音楽を本格的に楽しみたい人のための講座。イタリアで始まったバロック音楽の潮流を、ヴィヴァルディ、バッハといった巨匠の作品を通して解説する。プロの演奏家を招いてのコンサートも予定している。
 「アイヌのことば・文化・歴史」(全10回・1万5000円)。日本の先住民族であるアイヌのことばや文化は、日本のものとは異なる。アイヌ文化に触れながら、アイヌ民族と日本(和人)の織りなす歴史のなかでアイヌ民族の変遷を考える。
 「カント『純粋理性批判』を読む2」(全5回・1万5000円)は、翻訳テキストを使って哲学書を読む講座。カント『純粋理性批判』の前半から中盤を中心に読み、哲学の古典『純粋理性批判』の意味を探る。
 「楽しいスケッチ生活2」(全10回・2万円)は、不透明水彩GOUACHEを扱う。GOUACHEには透明水彩とはちがう、色彩の物質感があり彩度の高い表現ができる。また、直接描法で手早く描くことができる。手順を習得できるように、講師の実作を参考に段階的に進めていく。
 ■和光大学 企画係 大学開放フォーラム 東京都町田市金井町2160 (電)044・988・1433 問い合わせ時間は平日9~16時50分。※申し込みは、和光大学ホームページから、もしくはパンフレットに綴込みの申込書を郵送またはFAX。詳細はウェブサイトで確認。資料請求も受け付け中。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180719/soc1807190002-n1.html

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民俗学者 赤坂憲雄(2) 阿寒湖のイナウ人形

2018-07-20 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/7/18付夕刊

 削りかけというテーマを夢中で追いかけていたのは、山形に拠点を移して数年が過ぎた頃だ。1990年代の半ばであったか。削りかけとは、樹を削ってつくる祭具であり、小正月やお盆など、年中行事のそこかしこに見いだされる。紙の御幣の前史ではないかと想像されている。
 わたしは日本文化/アイヌ文化を繋(つな)ぐ手がかりとして、削りかけに眼を凝らしていたのだった。若いNHKのディレクターに誘われて、削りかけをテー…
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33092540Y8A710C1BE0P00/

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池上彰氏、米国の複雑な警察制度について解説

2018-07-20 | 先住民族関連
サンスポ 018.7.19 22:32

 ジャーナリストの池上彰氏(67)が19日、東京・千代田区の神楽座で行われた米映画「ウインド・リバー」(27日公開)の公開記念トークイベントに出席した。
 アメリカ先住民を取り巻く困難を題材にしたクライムミステリー。池上氏は「最近、映画を解説する仕事をするようになりました」と笑顔で前置きした後、米国の複雑な警察制度について解説し、コミュニティー崩壊の原因など米先住民の置かれている状況をデータで示した。
 米国の闇をストレートにえぐる同作について池上氏は「一人の女性の成長や親子の情愛など人間ドラマとして良くできているし、ミステリーとしても良くできている。こういう映画が作られるようになったこと自体、アメリカの意識がようやく変わってきた、と見た方がいい」と高く評価していた。
https://www.sanspo.com/geino/news/20180719/geo18071922320031-n1.html

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池上彰、映画『ウインド・リバー』にうなる!「アメリカの闇が見えてくる」

2018-07-20 | 先住民族関連
movie.walkerplus 2018年7月19日 22:07

『ボーダーライン』(15)の脚本を務めたテイラー・シェリダン初監督作品『ウインド・リバー』(7月27日公開)の公開記念トークイベントが7月19日に神楽座で開催され、ジャーナリストの池上彰が出席。「エンタテインメント映画としても十分に楽しめるだけでなく、アメリカの闇がチラホラと見えてくる」「アメリカについて研究したい人には、研究材料がいくらでもある」と本作の脚本の巧みさにうなった。
本作は、雪深いネイティブアメリカン保留地区“ウインド・リバー”で起きた少女殺人事件の謎に、心に傷を持ったハンター(ジェレミー・レナー)と新人FBI捜査官(エリザベス・オルセン)が挑む姿を描くクライムサスペンス。
池上は「サスペンスや人間ドラマ、父親の悲しみが描かれていながら、アメリカにおいてアメリカ先住民がどのような立場に置かれているかを知ってもらおうという映画。アメリカ国内でもアメリカ先住民がどんな状態になっているかを知らない人は多い」と解説。「アメリカの大統領になった人も知らないんじゃないか」と池上節を放った。
本作の舞台となる“ウインド・リバー”は、全米各地に点在するネイティブアメリカンの保留地の一つ。池上は「イギリスからアメリカに植民して来た時に、先住民はそこらじゅうにいた。その人たちを次々に追いやり、(劇中に出てくる先住民は)“ウインド・リバー”のあたりに押し込められた。農業に適したところは、みんな白人たちが取り上げた」と歴史を紐解き、「なにもないところに押しやられたんです」とネイティブアメリカンは荒れ果てた大地での生活を強いられたと語る。
いまのアメリカの闇を浮き彫りにする本作について「このような映画が作られるようになったこと自体、アメリカ現代史において画期的なこと」とコメントした池上。シェリダン監督はメキシコ国境地帯における麻薬戦争の実態に迫った『ボーダライン』では脚本を手掛けていたが、「『メキシコとの国境に壁を作れ』なんて言ったり、差別的な発言をする大統領がいる」とトランプ大統領の政治姿勢に触れながら、「『アメリカにはこんな闇があるんだよ』という作品を作ろうとする監督の問題意識は、あの大統領が生まれたからなのかなとも思う」と語っていた。
取材・文/成田 おり枝
https://movie.walkerplus.com/news/article/155193/

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アボリジニ楽器に輪島塗 輪島の漆器店「新境地開拓」 見た目に加え「響きも向上」

2018-07-20 | 先住民族関連
北國新聞 2018/07/19 01:28

民族楽器「イダキ」を手に取る八井さん。右側の2本は輪島塗が施され、左側の2本はこれから作業に入る=輪島市河井町
 輪島市河井町の八井浄(やついきよし)漆器本店は18日までに、オーストラリアの先住民アボリジニが祝いの儀式などで使う管楽器「イダキ」に輪島塗を施した。富山市の奏者の依頼でこれまでに2本を仕上げたところ、堅牢(けんろう)優美な出来栄えだけでなく「響きが良くなった」と好評で、今月からさらに2本で取り掛かる。完成後は輪島でお披露目の演奏会が予定され、同店は輪島塗の新たな需要開拓に弾みを付ける。
 イダキはシロアリに食べられて空洞となったユーカリの木の筒を使った楽器で、唇を振動させて息を吹き込むと「ブォーン」と音が響き渡る。長いものは2メートルを超え、ディジュリドゥとも呼ばれる。
 輪島塗を依頼したのは、富山市八尾町のイダキ奏者浅岡秀彦さん(58)で、上質な光沢を求めて2011年、八井浄漆器本店に長さ約160センチの2本で黒、赤の仕上げを注文した。同店によると、浅岡さんは「イダキをたくさん持っているが、輪島塗を施したものが一番音がいい」と気に入り、14日、新たに長さ約140センチの2本を発注した。
 今後は、強度を高める布着せや研ぎ出し、中塗り、上塗りといった輪島塗の手仕事の工程を積み重ね、3~4カ月掛けて完成させる。依頼があれば家紋や意匠を蒔絵(まきえ)の技法で入れる。
 同店ではこれまで沖縄の三味線「三線」の棹(さお)(ソー)にも輪島塗を施しており、依頼者から同様に「音が良くなった」との報告を受けた。音が向上する学術的な調査を行っていないため、理由は分かっていない。
 5代目店主の八井浄さん(78)は「ほかの楽器でも要望があれば引き受け、輪島塗の新たな境地を開拓していきたい」と話し、輪島塗によって響きや音が向上する仕組みも探る考えを示した。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20180719401.htm

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ヘルシーレシピ「ワイルドライスとサーモンと紫キャベツのハニーマスタードサラダ」

2018-07-20 | 先住民族関連
womenshealth 7/18(水) 7:02配信

Fit Foodies安藤夏未さんによるレシピ連載。暑い日にさっぱり食べられる、ワイルドライスを使ったサラダをご紹介。【ウィメンズヘルス・フード】
材料 2人分
ワイルドライス(生)  1/2カップ
水 1と1/2カップ
サーモン刺身 150g
紫キャベツ 1/4個
ディル 適量
【ハニーマスタードドレッシング】
白バルサミコ酢 大さじ2
粒マスタード  大さじ1強
オリーブオイル  大さじ2
はちみつ 小さじ1
にんにく(すりおろし) 少々
作り方
1.ワイルドライスはさっと水洗いして、水1と1/2カップで30分ほど茹でる。好みのかたさになったら、ザルにあげて水を切って冷ましておく。
2.ボールに、ハニーマスタードドレッシングの材料を合わせておく。
3.(2)に、茹でて冷ましたワイルドライス 1カップ、千切りにした紫キャベツ、サーモン刺身、ディルを入れて和える。残った茹でたワイルドライスは、冷蔵庫や冷凍庫で保存することができます。冷蔵庫での保存は早めに使用してください。
レシピのポイント
今回はヘルシーフード ワイルドライスについて
ワイルドライスは、ミネラル分の豊かな水辺に自生するイネ科のアメリカマコモの草の実を乾燥・脱穀・焙煎したもので、
アメリカの先住民であるインディアンが、主食として数千年も前から食べられてきた歴史があります。
ライスという名前が付けられていますがお米ではなく、インディアンライス、カナディアンライスとも呼ばれていて、お米に変わる主食のスローフード食材として注目されています。
食感はぷちぷち もちもち していて、香ばしく歯ごたえがあります。調理するときはレシピにあるように30分~40分ほどお好みの硬さに茹でて、サラダやごはんに混ぜたり、スープ、煮込みにも、どんな料理にもあうので、毎日の食生活にぜひワイルドライスを取り入れてみてください!
監修:安藤夏未
料理やテーブルセッティング好きの母の影響で小さい頃から食や空間作りに興味を持つ。美術系短大でテキスタイルデザインを専攻。色彩やデザインや空間作りを学び、卒業後、舞台やブライダルモデルなどで活躍。趣味でも登山など体を動かすことが多かったことが、体のメンテナンスや食の大切さを考えるようになり、家族や友人が元気になる料理を作っている。食べ物=体を整える、さらにおいしい!そして目でも楽しい、心踊る!そんな食卓をつくることを日々考え中。『今の私たちの体は今まで食べてきたごはんでできているから! 』
https://womenshealth-jp.com/a-fitfoodies-ando-20180717/

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