先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

樺太アイヌの遺骨 初返還へ(動画)

2018-07-31 | アイヌ民族関連
NHK 07月30日 18時28分
戦前、北海道大学が樺太、今のサハリンから研究のため掘り出したアイヌの有力者の遺骨が返還されることになりました。
日本の大学が樺太で掘り起こしたアイヌの遺骨が遺族のもとに戻るのは初めてとなります。
遺骨が返還されるのは、樺太の東海岸にあったアイヌの集落、「アイコタン」をとりまとめていた有力者バフンケ、日本名、木村愛吉です。
北海道大学の医学部が昭和11年、研究資料として樺太のバフンケの墓を掘り起こし学内で保管していました。
北大ではアイヌの遺骨を返還する政府の方針を受け、おととしから遺骨の情報をインターネットなどで公開したところ、神奈川県の木村和保さんがバフンケの兄のひ孫にあたることがわかり、30日、返還に向けた話し合いを行いました。
話し合いは非公開で行われましたが、この中で大学側は遺骨が掘り起こされた経緯などについて詳細に説明したということで、木村さんは返還を受け入れることにしたということです。
今後木村さんは、遺骨の埋葬場所などを決めるなどした上で出来るだけ早く遺骨を受け取ることにしています。
木村さんは、「親族の遺骨が掘り出されたことを80年もたってから知ることになったが、遺骨は確実に葬れるようにしたい」と話しています。
返還が実現すれば日本の大学が樺太で掘り起こしたアイヌの遺骨が遺族のもとに戻るのは初めてとなります。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180730/0001915.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸木舟で縄文へタイムスリップ(動画)

2018-07-31 | アイヌ民族関連
NHK 07月30日 19時31分
縄文時代の遺跡がある道東の標津町で当時の風景を再現しようと、地元のカヌーガイドたちが丸木舟を製作しました。
標津町のポー川史跡自然公園には、縄文時代から1万年の歴史を刻む遺跡がありポー川は集落を移動したり、海へ出たりする重要な交通網だったと考えられています。
当時は丸木舟が使われていたとみられ、縄文時代の風景を再現し地域の魅力を知ってもらおうと地元のカヌーガイドたちが6月下旬から製作を始めました。
材料は町内で伐採された樹齢70年余りのドロノキで、およそ1か月かけてカヌーのような形の丸木舟が完成しました。
今月23日にはポー川で進水式が行われ、早速、ガイド仲間や地元の子どもたちが丸木舟の乗り心地を楽しんでいました。
丸木舟は今後、自然体験会などで活用されるということです。
カヌーガイドのリーダーの井南進さんは、「丸木舟を通じて標津にこういった素晴らしい場所があることを多くの人に知ってもらいたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180730/0001911.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ民族英雄シャクシャイン 優しさか 勇ましさか 今後で意見が割れる 新ひだか

2018-07-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/30 05:00

 【新ひだか】日高管内新ひだか町でアイヌ民族の英雄シャクシャインの像の造り替えに向けた作業が進んでいたが、地元のアイヌ民族ら有志が現存する像の補修を求め、議論が割れている。新ひだかアイヌ協会は平和を祈る姿の新しい像を造る計画だが、有志は現存する像の勇ましい姿を残したい考え。このまま折り合いが付かなければ新旧二つの像が並ぶ可能性も出ている。
■造り直し「新たな姿に」/「既に定着」像を修繕
 シャクシャインは17世紀にアイヌ民族を率いて松前藩の圧政に抵抗した。現在の像は、町内のアイヌ民族ら有志による任意団体シャクシャイン顕彰会が1970年、町静内真歌の高台に設置し、76年に町に寄贈。新ひだかアイヌ協会が像の前で毎年9月、全道からアイヌ民族を集めた法要祭を開いている。
 像は強化プラスチック製で、高さ3・5メートル。勇ましい顔つきで右手につえを持ち、渡島管内松前町方面を向く。風雨や地震などで像の表面がはがれ落ちるなどの老朽化が進み、数年前から、協会と顕彰会が像のあり方について協議を進めてきたが、結論が出なかった。
 協会側は新像を主張し、町が財政難で費用を捻出できないため、自らが今年9月の法要祭までに設置する計画だ。今年2月に、穏やかな表情で平和を祈る立ち姿のイメージ図を公開。大川勝会長(73)は、政府がアイヌ新法の制定を目指していることを踏まえ、「穏やかに和平を望む姿にしたい」と説明する。
 一方、現在の像の補修を求めている顕彰会の土肥伸治会長(67)は「既に定着し、親しまれている像を守りたい」と話す。修繕費の持ち出しを町に申し出ており、数年後に現在と同じ姿のブロンズ像を設置したい意向も示す。
 協会側は今春から募金を始め、目標の5千万円の3分の1が既に集まった。業者への発注も済ませたという。町は当初、協会の新像が完成すれば、現在の像を撤去する考えだったが、顕彰会の申し出を受けて態度を保留している。
 町は打開策を探るため、近く協会と顕彰会との3者会談を開く。町幹部は「何とか両者が手を組んで、最善の方法を考え出してほしい」と話している。(升田一憲)
全文:880文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/213615

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武四郎の足跡をクイズでたどる 名寄で生誕200年イベント

2018-07-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/30 11:31
 【名寄】北海道命名150年と、その名付け親で幕末に天塩川流域を探査した松浦武四郎の生誕200年を記念したイベントが28日、エンレイホールで開かれた。武四郎を題材にした著作のある歴史小説家の河治和香さんらがクイズ形式でトークショーを行った。
 天塩川流域の地域振興を目指す11市町村でつくる「テッシ・オ・ペッ賑(にぎ)わい創出協議会」の主催。河治さんと、エフエムなよろの伊藤美和子局長が武四郎にまつわるクイズを参加者に出した。河治さんは武四郎が人と打ち解けるのが得意な旅の達人だったことなどを紹介。北海道の基となった「北加伊道(ほっかいどう)」を命名した背景にアイヌの長老との出会いがあったと説明した。
残り:65文字/全文:365文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/213477

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「人類館事件」と博覧会(下)

2018-07-31 | アイヌ民族関連
サイゾー 2018.07.30

学術人類館・アイヌほか(1903年/著者蔵)
 1903年に大阪の天王寺で開催された第五回内国勧業博覧会の場外余興・学術人類館では、3月10日の開館後も展示内容をめぐってゴタゴタが続き、場当たり的な軌道修正がその都度行われた。開館前には清国、そして開館後に朝鮮、沖縄からの抗議が巻き起こったため、当該地域の人々が展示から外される騒ぎになった。とりわけ4月上旬から「琉球新報」が繰り広げた抗議キャンペーンは激しかった。抗議内容を要約すると、まず狭く粗末な茅葺きの小屋やそこに置かれていた小道具などの演出が、展示された2人の沖縄女性を野蛮に見せているということ、2人が甘言に乗って待遇面で騙されたのではないかということ、動物の見世物のように鞭を使用して軽蔑的な口調で説明されていたこと、そして「北海道土人」などと呼ばれたアイヌや「生蕃」と蔑称されていた台湾原住民らと同列に扱われて展示されたという類いのものだった。
「琉球新報」の主筆・太田朝敷による4月11日付の「人類館を中止せしめよ」と題された社説では、「是れ我を生蕃アイヌ視したるものなり我にするの侮辱豈これより大なるものあらんや」と激しい抗議がなされ、その後も連日のように人類館が取り上げられた。この社説に代表されるように、「琉球新報」では、内地の日本人と沖縄県人との間に引かれた分割線を引き直し、自分たちが上位カテゴリーに包摂されることの必要性が幾度となく主張されたのである。
ログインして続きを読む
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2018/07/post_8620/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする