先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

口承文芸の面白さを伝える 高木史人(たかぎ・ふみと)さん

2018-07-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/26 09:06
 道内出身者で初めて日本口承文芸学会会長に就任し、2年目を迎えた。開拓以降の歴史の浅い北海道では、民間伝承から地域の生活文化史を解き明かす民俗学が成立しないと言われることもあるが、「アイヌ民族と開拓民の口承文芸が生きる北海道は、伝統に縛られない特異な立ち位置にある」と話す。
 原点は生まれ故郷の旭川。少年時代、神居村雨紛(うぶん)(現旭川市)の越中集落出身の祖母が「むかしあったんだってね」と、越中弁(富山方言)で語り始めるさるかに合戦やカチカチ山を聴いて育った。(続きあり)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/212392

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「世界の形象土器」展 焼き物に見る暮らし・文化 甲賀・陶芸の森で9月まで /滋賀

2018-07-27 | 先住民族関連
毎日新聞2018年7月26日 地方版
 世界8カ国で作られている動物や人間を模した焼き物など約130点を陳列し、その地域の暮らしや文化を紹介する特別展「世界の形象土器」が、甲賀市信楽町勅旨の県立陶芸の森陶芸館で開かれている。9月24日まで。
 「斜めロクロ」で作られたインドネシアの陶器や、楽器を弾く人物などリアルな造形が美しいインドの人形、アマゾンの先住民族による幾何学文様を入れた人面つぼなど、現在も世界各地で作られている形象土器が並ぶ。同館の三浦弘子学芸員は「日常生活や土着信仰に根付いたものなど、焼き物には土地の文化が現れる。実際の作品に触れられるコーナーもあるので、夏休みに親子で楽しんでほしい」と話した。
 入館は午前9時半~午後4時半。月曜休館(祝日は開館し翌火曜休館)。一般500円、大学・高校生380円、中学生以下無料。8月11日午後2時から、斜めロクロの研究をする川崎千足・京都精華大名誉教授の講演会も開く。問い合わせは陶芸の森陶芸館(0748・83・0909)。【礒野健一】
https://mainichi.jp/articles/20180726/ddl/k25/040/492000c

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アツい絆とサスペンスに注目!『コード・ブルー』『ウインド・リバー』ほか 今週公開の映画

2018-07-27 | 先住民族関連
シネマトゥデイ 2018年7月26日 21時00分
 抜群のチームワークを発揮する「コード・ブルー」シリーズ初の劇場版や、雪原を舞台にしたスリラー『ウインド・リバー』などが控えている今週末。注目作をピックアップして紹介する。(編集部・大内啓輔)
シリーズ集大成!『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』7月27日公開
 救急用のドクターヘリに乗り込むフライトドクターたちの葛藤や成長をリアルに描き、人気を誇る医療ドラマ「コード・ブルー」シリーズ。そのシーズン1から10年、満を持して初の劇場版が公開される。山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介のお馴染みのメンバーと共に、ドラマのシーズン3から加わった有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみかが前代未聞の事態に挑んでいく。成田国際空港と東京湾の海ほたるを舞台に、立て続けに前例のない事故が起こる様子が活写される。
相性最悪の“最強のふたり”!『ベスト・バディ』7月29日公開
 共にオスカー受賞経験を持つモーガン・フリーマンとトミー・リー・ジョーンズが共演したアクションコメディー。富裕層が余生を楽しむべく集う高級リゾート施設の総支配人デューク(フリーマン)の元に、新たに入居したカウボーイのレオ(ジョーンズ)が訪れ、ポーカーやゴルフ、女性などすべてをめぐって競おうとする。そんな相性最悪な彼らがギャングの撃退のためにタッグを組んで大活躍。嫌い合っても実は“ベスト・バディ”な2人の名演技を堪能することができる。監督は『リウッド的殺人事件』(2003)などのロン・シェルトン。
夏こそ雪原のサスペンス!『ウインド・リバー』7月27日公開
 アメリカ・ワイオミング州。先住民族のインディアンが暮らす深雪に囲まれたウインド・リバーを舞台に、地元のベテランハンター(ジェレミー・レナー)が女性の遺体を発見することから始まるサスペンス。雪原の風景は広大で、どこまでも広がっているような圧巻の光景には目を見張る。この猛暑からは遠く離れて、張り詰める緊張感に浸ることができる。

(C) 2016 WIND RIVER PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
スリラー&サスペンスが豊作!
 今週はほかにもスリラーやサスペンスが豊作。アル・パチーノとカール・アーバンが刑事にふんして連続殺人犯を追う『ハングマン』(7月27日公開)、久本雅美と元AKB48の板野友美がダブル主演を果たす『イマジネーションゲーム』(7月28日公開)、『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクが法廷闘争を繰り広げる『沈黙、愛』(7月28日公開)、監視社会化した近未来を舞台に展開するSFスリラー『モニタリング』(7月29日公開)など、バラエティー豊かなラインナップが揃う。
ドキュメンタリーにも注目!
 また、ドキュメンタリーでは、セクシュアルマイノリティの漫画家・新井祥の日々を追う『性別が、ない!インターセックス漫画家のクィアな日々』(7月28日公開)、「走れメロス」「人間失格」などの太宰治をめぐる『太宰』(7月28日公開)なども公開される。
https://www.cinematoday.jp/news/N0102503

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極北の自然生き生きと 長泉で写真家故星野道夫さんの特別展

2018-07-27 | 先住民族関連
静岡新聞(2018/7/26 09:00)

 アラスカの大地や動植物を撮り続けた星野道夫さん(1952~96年)の特別展「星野道夫の旅」が長泉町のIZU PHOTO MUSEUM(イズ・フォト・ミュージアム)で開かれている。
 78年にアラスカに移住した星野さんの作品から、水しぶきを上げるザトウクジラや野生のカリブー(トナカイ)の群れ、先住民族の暮らし、極北の自然現象などを捉えた約70点を出品した。
 展示室の壁面には、星野さんの著書から引用した、自然と人間の共生に思いを巡らせた言葉も紹介している。来館者に撮影の現場をイメージしてもらおうと、取材に用いたカメラやブーツ、カヤックなども展示した。同館の担当者は「展示を通じて、星野さんを間近に感じてほしい」と話す。9月30日まで。8月15日を除く水曜休館。7月30、31の両日に親子向けのギャラリートークを行う。問い合わせは同ミュージアム<電055(989)8780>へ。
http://www.at-s.com/news/article/culture/shizuoka/519826.html

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エクアドルの森に失われた農耕社会の痕跡を発見

2018-07-27 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック2018.07.25
キホス渓谷にはかつて繁栄し、滅びた社会があった

エクアドルの風光明媚な雲霧林に、かつて栄えていた農耕社会の痕跡が隠されていた。
 19世紀半ば、植物学者から成る探検隊が、南米エクアドル東部にあるキホス渓谷の雲霧林へ調査に入った。うっそうと生い茂る植物を斧で切り落としながら、やっとの思いで前へ進んだ。一行は、人類がかつて一度も足を踏み入れたことのない原生林の奥深くを旅していると思い込んでいたことだろう。
 だが、それはまったくの思い違いだった。その昔、この一帯には先住民のキホス族が高度に洗練された農耕社会を築いていたからだ。だが、その社会も16世紀にスペインの入植者たちによって滅ぼされてしまう。人間がいなくなった後、キホスの人々が築き上げた社会の痕跡は植物で覆い尽くされてしまった――キホス渓谷にかつて農耕社会があったことを示す論文が2018年7月16日付けの進化と生態学の専門誌「Nature Ecology and Evolution」に発表された。
アマゾンとアンデスを結ぶ交易ルート上にあったキホス
 キホス渓谷は、世界でも有数の生物多様性を誇る雲霧林に囲まれている。コロンブスのアメリカ大陸到達以前、渓谷に沿ってアマゾンの豊かな低地とアンデス高地を結ぶ交易ルートが存在した。スペイン人が入植するはるか前から、人々は谷底のやせた土地でトウモロコシ、カボチャ、豆、パッションフルーツを栽培して暮らしていたようだ。 (参考記事:「アマゾンに広がる古代都市ネットワーク」)
 論文を書いた研究者たちは、この谷で小さな湖を見つけた。湖底から1000年分の年縞堆積物をボーリング調査で取り出してみると、コアサンプルの一番深い部分(最も古い時代の年縞)に、かつて人間が定住していたことを示す証拠が見つかった。
 その証拠とは、微量の花粉だ。風が吹き抜ける開けた土地でしか育たないトウモロコシをはじめとする植物の花粉で、谷や周辺の森から湖まで風で運ばれてきたものと考えられている。これは、かつてキホス渓谷で農耕が行われていたことを示している。さらに、火をおこしていたことを示す炭の破片も多く発見された。
 スペイン人は1540年代、先住民の社会を崩壊させたようだ。先住民は虐殺されたり、捕らえられて奴隷として働かされたりした。キホス族は反乱を起こしたが、土地を追われるなどして1578年までにはいなくなり、やがては入植したスペイン人もこの地から撤退した。
 虐殺や疫病で多くの先住民が命を落としたこの時代について、「人類史上、まれにみる悲劇が起こったと言っていいでしょう」と、論文の筆頭著者であるニック・ローフリン氏る。今回採取された堆積物のコアサンプルで、キホスの農耕文化がいつ消滅したかが正確にわかった。(参考記事:「アステカ人の大量死、原因はサルモネラ菌か」)
 コアサンプルの分析から、戦いがあった時期と、その後の不気味なほど何も起きなかった時代があることがわかった。争いが最高潮に達していた頃の年縞には木炭が多量に含まれていた。また、渓谷から人間がいなくなった時期の年縞に含まれていた花粉から、この地域に生えていた植物が急激に変化したことも判明した。(参考記事:「かつてのアマゾンに大量の集落、従来説覆す」)
 今回の研究には関わっていない米フロリダ工科大学の生態学者マーク・ブッシュ氏は、「その後、この一帯は休閑期に入ります。人が消えて耕作されなくなり、かつての農地に草が生え始め、徐々に樹木が生い茂って森林へと変わっていったのです」と説明する。
百余年で谷はかつての森林に戻った
 やがて130年かけて雲霧林が生長すると、人間の活動を思わせるものは一切見られなくなった。コアサンプルの年縞は、成長が早い植物の花粉、長い時間をかけて成長する樹木の花粉の順に堆積していた。こうして、谷全体が森林で覆い尽くされていったのだろう。
 この谷に再び人間が住み着くのは19世紀に入る頃だ。コアサンプルの年縞に残る堆積物からは、人々がいつ定住したのか、ここで何をしていたのかまで正確にわかる。生えていた樹木の種類がわずかに変化しており、大型の家畜が放牧されていた証拠も見つかっている。
 19世紀半ば、この地に分け入った探検隊は、深く生い茂った森を見て、はるか昔から現在まで変わらない状態だと想像した。だが、実際は、まったくの手つかずの自然が一度人間によって変えられ、その後人が消え、また自然に戻った森林を見たのだと、ローフリン氏は説明する。
 カナダ、アルバータ州にあるレスブリッジ大学の人類学者アンドレア・キューラー氏は、「探検隊がそう思ったのも仕方ありません。一帯の森林の豊かさを見れば、誰でも手つかずの自然だと思いますよ」と語る。同氏はキホス族の文化と農耕の歴史について研究しているが、今回の論文には関わっていない。
 同じくレスブリッジ大学の人類学者エスタニスラオ・パズミーニョ氏は「今回の調査は、人間活動の影響を受けても、キホスの自然に回復力があったことをはっきりと示しています。今も昔と同じ回復力があるかは不明ですが」と語った。
 というのも、現在、キホスの谷底の平地は家畜が草を食べつくし、土はやせ、周囲の森林は手つかずの自然からは程遠いものになってしまっているからだ。パズミーニョ氏は言う。「コロンブス以前の時代に先住民が用いていた技術は、現在よりもはるかに自然への影響が少ないものだったのでしょう」
【参考動画】グアテマラの密林に眠っていた古代マヤ都市
ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー、アルバート・リン氏が、テクノロジーを駆使してグアテマラの密林の奥深くに眠る謎の古代マヤ都市を発見。(解説は英語です)
文=Alejandra Borunda/訳=ルーバー荒井ハンナ
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/072500327/

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