会員限定記事
北海道新聞2023年3月11日 21:45

1965年ごろの阿寒湖アイヌコタン(床明氏提供)
「地域からみたアイヌ文化展 アカント ウン コタン 阿寒湖畔のアイヌ文化」が14日から第4回テーマ展示として、国立アイヌ民族博物館で開催されます。受け継がれてきた伝統を観光の中で発展させて、新しい文化を生み出してきた人びとの歩みを紹介します。
各地から阿寒湖畔に集まってきた工芸品の作り手たちは、観光業に携わることで切磋琢磨(せっさたくま)し、技術を高めました。
芸能や儀礼は観光を一つのきっかけとして受け継がれ、アイヌ語は店名や施設名に使われることで今も身近なものとなっています。
19世紀中ごろに北海道や樺太を踏査した松浦武四郎の「久摺(くすり)日誌」には、舌辛(したから)川と阿寒川沿いにアイヌの家が数軒ずつあったと記されています。その後、明治政府によってアイヌに農業が勧められ、さらに和人の阿寒への移住が進むと、アイヌの生活は大きく変わっていきます。
・・・・・・
(国立アイヌ民族博物館 研究主査 関口由彦)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/814827
北海道新聞2023年3月11日 21:45


1965年ごろの阿寒湖アイヌコタン(床明氏提供)
「地域からみたアイヌ文化展 アカント ウン コタン 阿寒湖畔のアイヌ文化」が14日から第4回テーマ展示として、国立アイヌ民族博物館で開催されます。受け継がれてきた伝統を観光の中で発展させて、新しい文化を生み出してきた人びとの歩みを紹介します。
各地から阿寒湖畔に集まってきた工芸品の作り手たちは、観光業に携わることで切磋琢磨(せっさたくま)し、技術を高めました。
芸能や儀礼は観光を一つのきっかけとして受け継がれ、アイヌ語は店名や施設名に使われることで今も身近なものとなっています。
19世紀中ごろに北海道や樺太を踏査した松浦武四郎の「久摺(くすり)日誌」には、舌辛(したから)川と阿寒川沿いにアイヌの家が数軒ずつあったと記されています。その後、明治政府によってアイヌに農業が勧められ、さらに和人の阿寒への移住が進むと、アイヌの生活は大きく変わっていきます。
・・・・・・
(国立アイヌ民族博物館 研究主査 関口由彦)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/814827