NHK 01/25 19:56
日高のえりも町で、地域の自然や文化を守る町の取り組みにつなげようと、住民に町内の自然や歴史を紹介するワークショップが開かれました。
これはえりも町の教育委員会が、町の「文化財保存活用計画」の策定に向けて広く住民の意見を聞こうと開いたもので、10代から80代までの町民12人が参加しました。
参加者たちははじめに地質学が専門のガイドの案内で襟裳岬周辺を訪れ、地表が凍ったり溶けたりを繰り返してできたなだらかな地形を観察しました。
つづいて林業総合センターで町の自然や歴史について講義を受け、参加者たちはアイヌ語での地名が書かれた地図を興味深そうに眺めながら地名の由来や歴史を学んでいました。
このあと参加者たちは、地元で親しまれている昆布から取っただしで作った豚汁や、さけの「魚しょう」を使った焼きおにぎりなどを味わっていました。
参加した80歳代の町民は「地元の地形を意識して見たことがなかったが断層がはっきり見えて勉強になった」と話していました。
えりも町教育委員会の中岡利泰係長は「住民に地域の良さを再認識してもらったうえで、どう活用できるか意見交換をして計画作りに活かしたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/k/sapporo/20250125/7000072891.html