北海道新聞 2025年1月25日 21:24(1月25日 21:58更新)
【層雲峡】上川町層雲峡温泉の冬の風物詩「第50回層雲峡温泉氷瀑(ひょうばく)まつり」(実行委主催)が25日、温泉街の特設会場で開幕した。会期は3月9日までの44日間。今年はコロナ禍で中断していた日中の開催が5年ぶりに復活し、日光が照らす氷の青さに来場者が感嘆の声を上げた。
日中開催は土日祝日と2月1~11日。開場時刻を他の日の午後5時から午前11時に早める。終了は各日とも午後9時半。
夜間に色とりどりの照明で氷像が照らされる幻想的な光景が代名詞の氷瀑まつりだが、日中は氷が鮮やかな水色に。家族4人で来場した旭川市のパート従業員野島唯さん(37)は「氷像の中も日の光で青くキラキラ輝いてきれいだった。昼間は暖かく、子どもも遊びやすい」と話した。
夕方までは宿泊客が少なく、道内からの家族連れを中心にチューブ滑りなどを楽しんでいた。層雲峡観光協会の宍戸重之専務理事(63)は「日中開催で旭川など近郊の人に多く訪れてほしい」と期待を語った。
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50回目を記念して毎日午後8時半から打ち上げ花火を行う。実行委は氷瀑まつりの入場に中学生以上千円の協力金を求めている。