今回の旅は、「中国・貴州省の少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」
と言われています。棚田があるかな?
ここは広西チワン族自治区・三江トン族自治県・富禄村です。
貴州省・従江県から広西チワン族自治区に入って来ました。
小さなトン族の村です。トン族のお祭り、富禄爆竹祭が開催されます。
『三月三』とは農歴(陰暦)の三月三日に、種蒔きの季節の到来を祝い、
更に若い男女が意中の相手に想いを告げる祝日だということです。
多笙隊の出番です。
祭りでは 小さな単位の村ごとに 円を描いて踊ります。
トン族の楽器、竹でつくられた笙、一本の竹から一つの音が出ます。
それを何本も束ねて、音階を生み出しています。
それを何本も束ねて、音階を生み出しています。
笙を吹奏する場合、笙を縦に持ち、両手で下部を支え、両手の親指、
人差し指、中指で二列に並んでいる指孔を押さえ、マウスピースを唇でくわえる。
息を吸っても吐いても音を出せ、また、立っても、座っても、
歩きながらでも、また跳びはねながらでも吹くことができます。
笙を演奏する人の服装は女性とは対照に普段着です。
最後は観客が円陣に加わり、少数民族の人達と踊ります。
小さな女の子も観客の手を結び、誰でも踊れるステップを踏みます。