4月中旬、長崎県「雲仙半島の棚田巡り」を行った。その報告です。
ここは長崎県・雲仙市・吾妻町川床名(かわとこみょう)です。
「川床名の棚田」です。
イノシシ除けの柵が設けられています。イノシシとの闘いの真っ最中です。
この地区のイノシシによる被害は、4月から5月にかけてタケノコや馬鈴薯(春)の被害、
秋には水稲、イモ類への食害が多くなっている。特に10月は全市的に稲の刈り入れ時期のため被害額が特に多い。
高齢化による狩猟者の減少に伴って捕 獲の担い手の育成が急務となっている。
雲仙市では捕獲中心の被害防止対策が取られてきた。今後は、忍び返し付 きワイヤーメッシュ柵等の普及、地域が主体となって被害防止策を講じるために、地域 懇談会、現地研修会、講演会などを開催して、放任果樹の除去、藪の刈り払いによる緩 衝地帯整備の普及啓発による推進等、有害鳥獣を寄せ付けない集落環境づくりに向けて 体制整備を行っていくこととしている。