今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは
三重県・熊野市・紀和町長尾
です。
「熊野市・長尾の棚田」です。
「丸山千枚田」を越え、県道40号線の尾根道を車で走ること10分ばかり、
峠の下り道、眼下に棚田の集落が飛び込んで来た。
「丸山千枚田」を訪れる人は多いだろうが、この地までわざわざ足を
伸ばす人は少なく、余程、時間に余裕がある人であろう。
紀和町長尾地区は、どの市街からも遠く離れ、和歌山、奈良との
県境に近い風光明媚な山間集落です。
民家や棚田は斜面に積み上げた自然石の石組の上。
何世代も彩から子へ、子から孫と面々と引き継ぎ守り、
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今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは
三重県・熊野市・紀和町丸山
です。
「丸山千枚田」です。
1993年(平成5年)、530枚にまで減少していた棚田の複田と
将来に向けた保存を目的として、地元農家31戸によって
「丸山千枚田保存会」が
設立されました。
同年、基幹産業であった鉱山の閉山を受けて、
当時の紀和町を中心に設立された財団法人「紀和町ふるさと公社」
が、
その後の棚田保全活動の中核を担った。
翌年、町により丸山千枚田条例が設定されると、
本格的に棚田保全の取り組みが始められ、以降、オーナー制度を
はいじめととする交流事業、水源林の伐採事業や植栽などの
景観創造事業、遊歩道や農道敷設などの整備事業などが
積極的に展開され、現在1340枚まで複田が進んでいます。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは三重県・熊野市・紀和町丸山です。
「丸山千枚田」です。
「丸山千枚田」は文字通り、斜面に1000枚以上の水田が展開する、わが国最大級の棚田である。最も古い記録では、1601年紀州藩主である浅野幸長によって行われた検知で2240枚の棚田があったことが記録されています。
標高差約200m、約100段が展開する様相は圧巻で、県道に設置された千枚田見下ろす景観が様々な写真集などに掲載されて、全国的にもよく知られている景観となっています。
畦畔の大部分が石積みによって画され、その高さは平均1.1mであり、この堅牢な石積みが急斜面の棚田を支えています。
また等高線に沿って細長い形状の棚田が幾重にも連続して美しい模様を織りなしているのが特徴である。中央にある大きな岩には供物が置かれるなどして信仰の対象になっています。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは
和歌山県・田辺市・龍神村広井原
です。
「広井原の棚田」です。
龍神村(りゅうじんむら)は、和歌山県の
中央東部に位置し、
龍神温泉の村として知られています。
村の約70%を標高500m以上の山岳が占めています。
その龍神村で見つけた稲架掛けです。
龍の様に長く、その長さは100mを超えています。
これほど、長い稲架掛けを見たのは初めてです。
この様に長い稲架掛けは何本も横たわっています。
その稲架掛けに沿って菊が円弧を描いていました。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは
和歌山県・田辺市・龍神村宮代
です。
「龍神村・宮代の棚田」です。
宮代集落は日高川河岸の高台にたたずむ10~20世帯の寒村です。
龍神杉の森を背景に連なる石積の棚田です。
くわ・つるはし・もっこ等を使い、集落の方々が力を合わせて
土を盛り、石を積んで、棚田を作られたのでしょう。
紀州の屋根、護摩壇山(ごまだんやま)の懐。
龍神杉に蓄えられた水がとうとうと流れています。
旧龍神村は「国際芸術村」を宣言。
「芸術を活用した村おこし」に夢を託した。
龍神杉が生かされています。
旧中学校の校舎を芸術拠点「アートセンター」に整備し、
芸術家を招致、クラフト展などの事業を展開した。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは和歌山県・有田川町・沼
です。
「有田川町・沼の棚田」です。
標高869mの堂鳴海山(どうなるみやま)を背景に、
沼地区の南向き斜面に開けた棚田です。
江戸時代には、用水が不足し水喧嘩が絶えなかったが、
約250年前この地の庄屋となった外記右衛門(げきえもん)が
水路の分水を考案し、以降、水争いが絶えたそうです。
昭和28年の大水害前は、約30町歩(ha)もの水田が開けていました。
現在の
現在の
棚田の概要 枚数468枚(田197枚、畑271枚)です。
耕作者の高齢化に伴い、棚田から町の特産である「ぶどう山椒」
の段々畑への転換が進んでいます。
和歌山県の山椒は、日本一の収穫量を誇り全国の約80%を占めます。
棚田サミットの開催をお知らせする「のぼり」がありました。
11月8、9日に開催されます。全国から多くの棚田ファンが訪れます。
現地見学会の会場になっています。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは和歌山県・有田川町・三田
です。
「有田川町・三田の棚田」です。
あらぎ島が一望出来る旧国道の展望台の後にある棚田です。
今年8月、あらぎ島と共に「国の重要文化的景観」に選定されました。
11月8日~9日に開催される棚田サミットで見学コースに入っています。
伝統的な民家が残り、地域で信仰されている寺社も多く文化財に登録されています。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは和歌山県・有田川町・三田
です。
「有田川町・あらぎ島の棚田」です。棚田百選の一つです。
蛇行する有田川の自然の流れ。
その流れが作り上げた川中島のような孤立した傾斜地に、
先人達は、江戸時代に見事な棚田を開墾しました。
その後も、今に至るまで営々と米を作り続けてきました。
第19回棚田サミットが11月8日~9日に有田川町で開催されます。
開催テーマは以下の通りです。
「人、 まち、 棚田 ともに未来へ
~ 伝えよう! まもる心 ・ うけ継ごう!豊かな恵み ~」
この8月、
「蘭(あらぎ)島及び三田・清水の農山村景観」が、
重要文化的景観に
選定されました。
あらぎ島を中心とした景観のもつ美的な価値が評価されました。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは和歌山県・有田川町・三田です。
「有田川町・あらぎ島の棚田」です。棚田百選の一つです。
あらぎ島の棚田は巨大なあこや貝のような形をしている。
有田川が弧を描きながら流れる中に、半島状の河岸段丘が形成されていて、
緩やかな勾配の丘に54枚の棚田が造成されています。
この棚田の最大の特徴であり、最大の魅力です。
国内に比類のないこの独特の景観は、偶然「発見」されたものだという。
現在、写真のような景観は有田川を挟んだ対岸側を走る
旧国道の展望所からのみ見ることができるが、
それまでこの場所は樹林に覆われていて、
棚田を眺めることはできなかったという。
それが昭和28年のいわゆる「ニッパチ水害」による
斜面崩落により偶然、眺望が開け、この景観が「発見」されたのです。
棚田を保有する農家によって景観保存会が結成され、
町も保存会を支援して景観保存に努めているとのことである。
この美しい景観がいつまでも保持されることを望みたい。
今回の旅は、「紀州・熊野路の田園・里山巡り」です。
ここは和歌山県・紀美野町・梅本
です。
「紀美野町・梅本の棚田」です。
大きな棚田群に会いました。
山の上まで棚田が広がっています。
でも、左側は耕作をしていなくて木々が生い茂っています。
棚田の上には梅本の集落があります。
その上にゆったりと生石高原があります。
その上にゆったりと生石高原があります。
中央部分をズームアップしました。
上部は梅の木(?)が植わっています。梅への転作でしょうか??。
むかしは、10年前は、素晴らしい棚田であったのではと思います。