スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 エジプト 12

2017年07月03日 | OLD DAYS

 

 

アスワンの街を後にし、この日は空路でルクソールへと向かいました。

 

これが、ルクソール国際空港のターミナルです。

かろうじて、こんな写真が1枚残っていました。

 

私が渡航した2006年以降、関空からここまで、

エジプト航空の直行便が飛んでいました。

その後の政情不安により、2012年に運休しています。

現在は、カイロまでの便も、運休してしまっています。

 

 

 

 

空港から最初に向かったのは、王家の谷です。

 

ルクソールはかつては、テーベと呼ばれ首都として栄えた街です。

そこに王国時代の、墓が点在しています。

広い場所ですので、こんなトラムで移動します。

 

 

 

 

全体の地図です。

 

ここはナイルの西岸、日の沈む方向が、墓地のある場所になります。

東と西の谷があり、合わせて64の墓が、発掘されています。

 

 

 

 

まわりは、こんな岩山です。

 

東の谷から60の墓が、西の谷から4つの墓が発掘されています。

発掘された順番に、KV1からKV64までの番号がふられています。

 

KV は King Valley の略だそうです。

 

 

 

 

こんな風に、発掘された墓は、鋼鉄の扉で仕切られています。

 

以前の墓は、盗掘に会い副葬品などが、盗掘されていたそうです。

ですので、こんな谷の奥に、埋めるように墓を造ったのだそうです。

 

 

 

 

 内部を、見学できる墓もあります。

 

ですが、その甲斐なくほとんどの墓は、盗掘にあっています。

その中でも唯一、1922年に完全な形で発見されたのが、

有名なツタンカーメン王の墓です。

 

 

 

 

こんな急な谷の部分の奥に、墓は造られています。

 

頑張って隠そうとしたようですが、人を使って造った以上、

” 人の口に戸は建てられなかった ” のではないでしょうか。

 

まぁ、ひょっとすると、当時は関係者はすべて、

秘密保持の為、殺害されていまったのかもしれませんが....

 

 

 

 

まだまだ発掘の続く、広い谷です。

 

今から3年前の2014年、50体のミイラが、

埋葬された共同墓地が見つかったそうです。

 

ひょっとすると、完全な状態の墓が、どこかにあるのかもしれません。



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