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アスワンの街を後にし、この日は空路でルクソールへと向かいました。
これが、ルクソール国際空港のターミナルです。
かろうじて、こんな写真が1枚残っていました。
私が渡航した2006年以降、関空からここまで、
エジプト航空の直行便が飛んでいました。
その後の政情不安により、2012年に運休しています。
現在は、カイロまでの便も、運休してしまっています。
空港から最初に向かったのは、王家の谷です。
ルクソールはかつては、テーベと呼ばれ首都として栄えた街です。
そこに王国時代の、墓が点在しています。
広い場所ですので、こんなトラムで移動します。
全体の地図です。
ここはナイルの西岸、日の沈む方向が、墓地のある場所になります。
東と西の谷があり、合わせて64の墓が、発掘されています。
まわりは、こんな岩山です。
東の谷から60の墓が、西の谷から4つの墓が発掘されています。
発掘された順番に、KV1からKV64までの番号がふられています。
KV は King Valley の略だそうです。
こんな風に、発掘された墓は、鋼鉄の扉で仕切られています。
以前の墓は、盗掘に会い副葬品などが、盗掘されていたそうです。
ですので、こんな谷の奥に、埋めるように墓を造ったのだそうです。
内部を、見学できる墓もあります。
ですが、その甲斐なくほとんどの墓は、盗掘にあっています。
その中でも唯一、1922年に完全な形で発見されたのが、
有名なツタンカーメン王の墓です。
こんな急な谷の部分の奥に、墓は造られています。
頑張って隠そうとしたようですが、人を使って造った以上、
” 人の口に戸は建てられなかった ” のではないでしょうか。
まぁ、ひょっとすると、当時は関係者はすべて、
秘密保持の為、殺害されていまったのかもしれませんが....
まだまだ発掘の続く、広い谷です。
今から3年前の2014年、50体のミイラが、
埋葬された共同墓地が見つかったそうです。
ひょっとすると、完全な状態の墓が、どこかにあるのかもしれません。
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