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この国の重要な施設を離れ、アスワンの郊外にある場所へと移動しました。
大きな、石切場のようです。
ここに、次の観光ポイントがありました。
順路に従って、山の上の方へと移動してきました。
未完のオベリスク
切りかけのオベリスクとも、呼ばれています。
大きな岩から、オベリスクを造る過程が、見られる場所です。
カルナック神殿の2つ目のオベリスクが、建設中に壊れた為、
その代りとして造り始めたものだと、言われています。
長さ42m、重さ1,200t と推測され、
通常のオベリスクより10m程長かったようです。
残念ながら、製作中にひび割れてしまった為、そのまま放置されているようです。
ここは近年まで、発見されず2005年に、見つかったそうです。
その後、政府により遺跡として、保護されるようになりました。
42mの高さは、約14階建ての建物に匹敵する高さです。
石の加工は、まず石に切れ目を入れ、そこに木製のくさびを打ち込みます。
くさびを水で濡らして、膨張する力によって、石を切り出したのが、
この当時の加工の技術だったようです。
ですが、残念ながら途中でひび割れた為、未だにこうして切り出されていません。
見学を終え、ホテルへと移動しました。
ホテルや食事のカットが、ほとんど残っていません。
ここまで機内で1泊、ワゴン・リで1泊、ここで2泊しています。
ナイル川の中州に、ホテルは位置しています。
対岸に見えているのが、” オールド・カタラクト " です。
あのホテルの1室で、アガサ・クリスティは、ナイル殺人事件を執筆したそうです。
やはり、泊まってみたかった気がします。
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