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河川敷には、ソメイヨシノが見えます。
今年はさくらが早そうです。
193.3ⅿの橋を戻ります。
6種類の国産木材で、橋は架けられています。
中央が膨らんだアーチ橋。
東側の第一橋の高さが一番低く、8.78ⅿ、
中央の第3橋の高さが一番高く、水面から13.03ⅿあります。
建築物にすると、約5層分の高さに相当します。
橋脚の部分です。
1950年の流出以前は、松の杭に支えられていました。
その後の改修工事で、現在の深さ10ⅿのケーソンに変更されています。
この工事の際に、中央部分の橋脚は1ⅿあげられたそうです。
排水用の溝が切られています。
少しずつ改良が加えられています。
アーチ橋の古い構造図は、12枚が現存しています。
一番古いものは、1699年のもので創建後26年経っています。
それくらいのスパンで、木材の部分は取り替えられてきたようです。
現代にまで続く、匠の技術です。
下部に見える木材は端部にはケヤキ、中央部には松が用いられています。
上部の歩行する部分にはヒノキが敷かれています。
ヒノキは長野県産のものが使用されています。
材料の確保も今後は大変な気がします。
真下から見ると、まさしく竜のようです。
以前訪れたダナンにも竜の橋がありました。
’17 冬 ダナン 70 - スターアライアンスNote (goo.ne.jp)
この橋には、竜の頭も尻尾もありました。
錦帯橋も真下から見ると、その構造のすごさがよくわかります。
木造である以上、半永久的に使用することは難しそうです。
ですが、1673年から約350年間も技術は伝承されてきました。
現代の技術も加わり、より今日強固な橋脚へと変化してきています。
この景色はずっと変わることは無いようです。
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