スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’07 夏 サントリーニ ・ アテネ 42

2011年06月06日 | ’07 サントリーニ・アテネ

 

 

 

紀元前1~2世紀ごろに建てられたと言われている アゴラ です。

 

時代のせいか、傷んでいるものもあります。

このように、補強されている壁がありました。

 

 

 

 

 

 

古い柱の向こうに、8角形の建物が見えました。

大理石で作られています。

 

風の神の塔

 

1世紀頃の 天文学者アンドロニコス によって建てられたそうです。

日時計、水時計、風見 の3役をこなしていたそうです。

 

どこの国でもそうですが、古代では 天体観測が重要な意味 を持っていたことが多い気がします。

カンクンなどでも、古代の天文学の正確さを実感したような気がします。

 

 

 

 

 

 

正8角形で造られた外壁は、正確に8方位を向いているそうです。

 

各面にはその方位の風の神が、浮き彫りにされています。

各方位の神をアネモイ というのだそうです。

 

北風 ボレアース、 南風  ノトス 、東風 エウロス 、西風 ゼピュロス の4神。

 

その中間の方位にまた4神存在するそうです。

合わせて8つの神の像が、壁の上部に彫られています。

 

 

 

 

 

 

こんな柱脚の群れもありました。

 

奇麗にフラットに壊れているもの、砕けた様になったもの様々です。

断面を見ると芯材が入っていたような感じはありません。

 

そのまま積み上げられて、自重で持たせていたのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

アギオス ・ エレフテリオス教会です。

 

12世紀に ビザンティン様式 で建設されています。

かなり小さな教会です。

 

別名 ミクリ ・ ミトロポリ 小さなミトロポレオス教会というのだそうです。

 

なぜそう言われているのかといいますと、横にこの大聖堂があります。

 

 

 

 

 

 

ミトロポレオス大聖堂です。

 

1840年から15年かけて作られました。

ドォーモ等と比べると、かなり小さいのですが....

 

ここでは現在、この国の公式行事が執り行われているそうです。

残念ながら、修復中でした。

 

 

 

 

 

 

こうしてみると、確かにアギオス ・ エレフテリオス教会を大きくしたように見えます。

 

こちらの方が後からできたのですから、

大きなアギオス ・ エレフテリオス教会というのが正しいと思うのですが...

 

このあたりで、大体プラカ地区を一回りしました。

一旦、ホテルの戻ることにします。

 

この国らしく少しシエスタをして、また夕方出かけようと思います。



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