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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 16

2015年01月29日 | ’15 インド

 

 

 

ムガル帝国皇帝フマユーンは、スール族に追われ、一時期ペルシャへと亡命をしていたそうです。

その後、ペルシャの後ろ盾により、北インドを奪回します。

しかし、1556年に事故死をしてしまったそうです。

 

その後、王妃の命により9年かけて、この霊廟が建設されました。

 

 

 

 

 

 

その王妃も、この場所に埋葬されているそうです。

奇麗な影が、床に伸びています。

 

美しい窓が、ここにも見られます。

 

 

 

 

 

 

さまざまな建築様式が、取り入れられた建物です。

 

ペルシャ出身の、親子の建築家によって設計されています。

この建物が、その後のムガル建築の霊廟としての、基盤となったようです。

 

 

 

 

 

 

均整のとれた外観は、やはり美しい。

 

庭園も含めて、整備された空間も合わせて設計されています。

この建物を参考に、タージマハルが考案されたのも、うなずけるような気がします。

 

 

 

 

 

 

来た時よりも、人出が増えてきているように感じます。

こうしてみると、この門の大きさがよくわかります。

 

中央の大きなアーチの上部の両側に、六芒星の様な模様が見えています。

 

 

 

 

 

 

門の中央部には、照明らしき物が下がられています。

 

かなり時代を感じされる、ランプの様です。

どうやって、火を入れたのでしょうか?

背の高い脚立の様なものを、使用していたのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

通路になっている部分の左右に小部屋があり、ここから出たものなのか 出土品 が展示されていました。

 

壷や食器、パイプのような形状のものもありました。

ガラスのショーケースには入れられてはいますが、貴重品を保管しているようには見えませんでした。

 

 

 

 

 

 

ここから切り取られる姿も、美しいく見えます。

 

残念ながら、まだまだ霧に煙っています。

やはり、晴れた空の下で見てみたかった気がします。



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