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保存状態のいいと言われる ヘファイストス神殿 までやってきました。
別名 テセイオン神殿。
紀元前5世紀に建てられています。
もともとは アテネ市の宗主 テセイオン が祀られていると言われていました。
発掘が進むにつれ、オリンポス 12神 のひとり ヘファイストス を祀っていると言われ始めます。
鍛冶を司る神 ヘファイストス
このあたりから 鍛冶に関係するものが多く発掘されたことにより、
そう考えられるようになったそうです。
柱頭部です。
水平面も奇麗に残っています。
このあたりは、春になると奇麗な花がたくさん咲く場所だそうです。
廻りにはオリーブなども見えます。
花の咲く春に、一度来てみたい気がします。
ギリシャの夏場の観光は、かなり体力を要します。
完全に天井面が残された場所です。
一部は復元されているようです。
2,500年も前のものが、残されていることに驚きます。
こんな場所もあります。
一部、梁が残っているのが見えます。
雨が少ないエリアなので、天井や屋根に対する意識が低かったのでしょうか?
以前訪れた、エジプトでは明らかにそうでした。
厳しい日差しを遮ればいいという考え方です。
エジプトでは、現代の建物もそんな考え方のようでした。
梅雨のある日本では、少し考えられない気がしました。
間口だけ見ていると大きさを感じませんが、こんなに奥行きがあります。
三十三間堂 のようです。
こうして見るとかなり大きな建物です。
まぁ、あれにはかないませんが....
きわめて保存状態のいいこの神殿は、ぜひ一度見ていられることをお勧めします。
実は私も暑さに負けて、遠くから見て済まそうとしていました。
しかし来てみて、正解でした。
ヘファイストス神殿 雨にも負けず、風にも負けず 2,500年間頑張って建っています。
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