スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’20 冬 スリランカ 35

2020年02月09日 | ’20 スリランカ

 

 

森の中に埋もれるように建つホテル。

 

ずっと来てみたい場所でした。

私の好きな建築家は、自然をモチーフにする設計者です。

直線にこだわらず、緑に溶け込むようなデザインが好みです。

 

アントニ・ガウディ、ルイス・バラガン、この2人の建築は見てきました。

そしてやっと、ジェフリー・バワです。

 

 

 

 

最上階へと上がってきました。

 

レセプションのある中央部の7階が、一番上の階になっています。

ここまで上がってくると、カンダラマ湖を取り囲む樹木の高さを超えて、

眺望を楽しむことができます。

遠くには、これから行く予定のシーギヤロックも見えています。

 

 

 

 

屋上部分が緑化されています。

 

この先が、ダンブッラウィングになっています。

左手にはホテル用の機械設備が並んでいるのですが、

緑化することによって、見事に隠されています。

写真からはわかりませんが、実は結構機械音は聞こえてきています。

 

 

 

 

その右手に作りこまれた水場です。

 

自然の岩を取り込むように作られています。

私は最初ここは水盤を作りこんでいると思っていましたが、

よく見るとプールのようです。

ここも中へ入ると、プールのエッジが切れて、

湖と同化するように見えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

ロビー前にあるプールです。

まだ朝の7時代ですので、誰も泳いではいないようです。

 

これがバワ発案の、世界で初めてのインフィニティプールです。

上階から見ても、見事にカンダラマ湖と一体化しているように見えています。

 

 

 

 

最上階をずっと回ってきました。

ロビーの上が、緑化されたテラスになっています。

ちょうど、ダイニングの前のスペースになっています。

食事を終えると、ダイニングの奥からテラスへと出てくることができます。

 

 

 

 

館内を少し歩いてきました。

すべての部屋がカンダラマ湖へ向かって建てられています。

 

客室へと向かう廊下は、裏側の山手に作りこまれています。

階段もこんな感じです。

階段ホールには、オブジェが置かれています。

置かれているものによって、

自分のいる場所がわかるように、なっているように見えます。

 

 

 

 

客室へと続く廊下部分です。

昨日到着した時には、真っ暗でしたのであまり見えていませんでした。

 

ここまで現状を保存して計画すると、基礎や鉄骨なども、

現状合わせになっているのではないでしょうか

かなり現場泣かせの計画のようです。

ですが、無理して初めて新しいものができてくる気がします。

 

って、勝手な意匠サイドの意見でしょうか....

 

一旦部屋へ戻って、世界遺産へと向かいます。



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