スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’20 冬 スリランカ 44

2020年02月20日 | ’20 スリランカ

 

 

ミラーウォール

 

少し色の違った壁が続いています。

この壁のあたりは、下からでも確認することができます。

元々は回廊として、ロックを一回りしていたようです。

ですが、現在では一部のみが残されています。

 

 

 

 

こんな壁です。

 

高さが約3mあります。

レンガを下地にし、漆喰で仕上げられています。

その上に卵の白身と石灰、はちみつを混ぜたものが上塗りされています。

表面を丹念に磨き上げ、ミラーのような壁が作られたそうです。

 

この壁に先ほど見てきたフレスコ画が、映り込むように計画されているそうです。

確かに梯子で登って見るのには、無理がある気がしていました。

 

 

 

 

この壁には、後の時代にこの宮殿の興亡物語などが彫られているそうです。

 

よく見るとシンハラ語で、彫り込まれています。

7世紀以降に彫られたもので、685点あるそうです。

この壁も、光り輝く状態で見てみたかった気がします。

 

 

 

 

ミラーウォールから下を見ると、こんな場所がありました。

見た感じ、水道にかかわる施設ではないでしょうか。

風車を動力に、一旦水は上部に汲み上げられるようになっています。

ここで一旦貯めたものを、色々な場所へ供給する施設ではないでしょうか。

現在では風車も見られず、使われていないようです。

 

 

 

 

下を見るとこんな景色です。

 

参道が見えています。

右手には、エレファントロックです。

攻め込まれた際には、ここから攻撃を加えるように計画されています。

 

 

 

 

ライオンのテラスまで上がってきました。

後ろには、作りこまれたライオンの足が見えます。

足の上に座り込む猿もいます。

ここも上がり口が絞られているようで、長い列になっていました。

 

とりあえず、ここで一旦ライオンのテラスを見学してみようかと思います。



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