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ラ ・ メルヴェイユ ” 驚異 ” といわれる建物を見てきました。
順路は、一方通行になっているようです。
下る方向側へ、回り込んできました。
東側の外洋に面した側に出てきました。
西のテラス が見えます。
下から見上げと、かなりの高さを感じます。
この高さまで、3層で造りあげられています。
世界一美しいと言われる壁です。
正面の開口部分から出てきました。
出て来た部分の正面が、庭園になっています。
修道院部分 です。
時代ごとに、上層部へと増築されています。
当時としては16年という短期間で、造られている建築物です。
聖堂の上部には、建設を指示したという ” 大天使 ミカエル ” が見えます。
アヴランシュの町の司教だったオベールの夢に、大天使ミカエルが現れます。
「 あの岩山に聖堂を建てよ。 」
と命じたそうです。
再び大天使ミカエルはオベールの夢に現れましたが、司教はただの夢だと思い信じませんでした。
ミカエルは3度目に現れた時に、オベールの頭に指を突っ込みながらお告げを示したそうです。
翌朝、オベールは自分の頭に、穴が開いていることに気づいて愕然とし、
ようやくお告げが本物だと、確信したのだそうです。
大天使ミカエル が指示した岩山は、
古くはケルト人が 「 トンブ山 」 と呼んで崇拝していた場所でした。
「 天から露が降りた場所を乾かして、そこに建てよ。 」
と大天使から、改めてお告げがあったそうです。
指示通りの場所に小さな聖堂を建てると、それまで陸続きだったその場所は、
一夜にして海に囲まれた孤島になったそうです。
このような経緯を経て、708年の10月16日 に モン・サン ・ ミッシェル は献納され、
聖地としての歴史が始まったそうです。
海に向かってそそり立つこの外壁面を見ると、まさに ” 驚異 ” と言った感じを受けます。
百年戦争の間は、城砦としてこの地を守り続けました。
戦乱を乗り越えたことで、 大天使ミカエル への崇拝が高まり、この地への巡礼が増えていったそうです。
修道院を一周して、元の場所へ戻ってきました。
来た時よりは、上がってくる人が少なくなっている気がします。
長い石段を下って、 グランド ・ リュ と言われる通りへと下って行きます。
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