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対岸には、 スリーシティーズ と呼ばれる街が見えています。
ヴィットリオーザ、セングレア、コスピークア の三つの街の総称です。
こちら側のヴァレッタより先に、1530年に天然の地形を利用して砦が造られています。
先ほど見えていた、緑の格子窓の内側です。
スチールの立て格子が、はめ込まれています。
ここからの侵入を、防ぐためだったのでしょう。
さらに内側に砦が造られています。
第2次大戦中には、対イタリア戦用にイギリス軍にも使用されていたようです。
シチリアは目の前ですから、確かに有効な場所だったに違いありません。
” ここで見張っているぞ ” という、意思表示に見えます。
この国の見張り場所には、こういった 目や耳のレリーフ が取り付けられているようです。
上部にあるレリーフは、朽ちてしまったのか破壊されたのかはわかりません。
このアーチをくぐって進むと、 クランク状 になっていました。
防御上、一気には入ってこれないように、曲げているのでしょうか?
その先は、 広場 になっています。
こんなのが、置かれていました。
ブリキのおもちゃのような感じです。
オブジェとして造られてのでしょうか?
要塞では使えない、兵器に見えました。
入って来てすぐ、右の場所にあった部屋です。
礼拝堂なのでしょうか?
この場所は、なぜか空調されていました。
広場を抜けていくと、さらに高い砦がありました。
入り口や窓が造り込まれていますので、内部に入れるようになっているようです。
上部には見張り様なのか、建物が見えます。
海水面からは、天然の崖が聳え立っています。
さらにその上に造られた、幾重にも重なる要塞を攻略するのは、
容易ではなかったであろうと感じられました。
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