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砂岩の山を堀込んで、造られたヌビアの遺跡。
かなりの技術力に、感じられます。
ラムセス2世によって、建立された神殿には、 太陽神ラー が祀られています。
その大神殿をさらに奥へと進むと、もう一つの山があります。
こんな位置関係に、なります。
こちら側が、ラムセス2世によって造られた、もう一つの神殿です。
アブ・シンベル小神殿。
王妃ネフェルタリの為に、造られました。
入口の横に、6体の像が彫り込まれています。
こちらも4体はラムセス2世の像、残りの2体がの像が、
王妃ネフェルタリの像になっています。
入り口横の2体が、王の像です。
どちらの神殿も内部に入ることができますが、撮影することはできません。
こちらには、ホトホル女神が祀られています。
人と比べるとわかりますが、こちらの方が、やはり小さく造られています。
像の廻りにも、細かくヒエログリフが彫り込まれています。
こちらにも継ぎ目の跡が見られますが、後から動かしたせいなのか、
大神殿よりは目立たなく感じます。
やはり2つ目の方が、慣れたからなのでしょうか。
小神殿前から見る大神殿です。
こうしてみると、岩山を彫り込んで造られたことが、よくわかります。
移設の際に、内部にはコンクリート製のドームを設置し、
神殿を内部に納めたそうです。
廻りは、こんな景色です。
元々の岩山が、廻りを囲んでいます。
後ろには、大きなナイル川が流れています。
遺跡を動かした技術力にも感心しますが、
それよりも紀元前1,200年ごろに、この遺跡を造った技術力に驚きます。
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