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今年はJALについての、さまざまなニュースがあった一年でした。
会社更生手続き中のJALは、東京地裁から更生計画の認可を受けたと発表されました。
金融機関がなんと 約5,200億円の債権を放棄 し、
10年度中にグループ内の 従業員を約1万6,000人削減すること が骨子のようです。
必要人数に達しない場合には、 整理解雇が実施 されるようです。
とりあえずは、人件費をまず減らして支出を合わそうという計画のようです。
一方、世界戦略を打ち出した、 スカイマーク がJALの従業員を
再雇用するという内容のニュースも発表されました。
こっちの方が少し心配です。
スカイマークはA380を大量に導入 し、格安運賃で海外就航を始めるそうです。
色々な選択肢が増えることはいいことだと思います。
しかし体力的に大丈夫なのでしょうか?
先日 アジアの LCC エアアジアX が羽田に就航 しました。
羽田は着陸料を下げていませんが、平気なのでしょうか?
新しい勢力には高い、日本の公租公課の壁です。
航空燃料にかかる税金を、下げる内容の報道もありました。
こちらはJAL救済の為のようです。
やはり JALには頑張ってもらわないといけません。
一方、先日こんなニュースを見つけました。
国内線と国際線を合わせた 10月の旅客輸送実績で、全日本空輸が日本航空を上回った。
全日空が日航を上回るのは、日航と旧日本エアシステムが統合した2002年以降、初めてだ。
全日空の輸送実績は、前年同月比5.7%増の399万8429人。
一方日航は14.2%減の369万6072人と落ち込んだ。
1月に会社更生法の適用を申請した日航が、大幅な路線撤退に踏み切るなどしたためだ。
日航は採算性を向上するために航空機の小型化を進めている。
読んでみた感想は、ここまで落ち込んでいてもまだ JALの方がたくさん運んでいたのですね。
これが本音です。
もうすでに、ANAの方が大きくなっている気がしていました。
整理解雇が200人実施されるという報道 の反面、
相変わらずANAと同じようなキャンペーンをしかけています。
ここにアンバランスさを感じてしまいます。
一度、野に下るべきだと思うのですが....
今年は、JALに搭乗する機会がありました。
本当に何年かぶりのフライトでした。
その時感じたこと。
ANAでは希望者のみになっている、ドリンクの供給がされていました。
最初ANAでも提供が無くなった時には、JALの傾きに乗じてうまくコストカットしたように感じました。
今ではそれにも慣れてしまいましたし、一部希望者にはお茶などの提供はされています。
もうひとつ大きく感じたのは、国際線をメインにしている部分もあってか 機内誌 が違いました。
ANAと比べて構成にコストがかかっているように感じました。
ゲストの内容や数、掲載されている内容が、あきらかに違っています。
こういうことの積み重ねだと思うのですが、コストカットは....
色々と書いていますが、 やはりJALには復活して欲しい!
ANAと切磋琢磨しながら、成長していって欲しい気がします。
人を減らすことだけが、ベストな方法だとは思いません。
育成にかかった費用も、重要な財産だと思います。
まず切り詰めれるだけ切り詰めて、それから再度復活することを望みます。
今ではヨーロッパに行くと、あまりANAを見かけることはありません。
これは共同運航が進んでいるせいです。
しかし、遠い異国の地で 赤いJALの機体 を見るとやはりほっとします。
国内でも 羽田 ~ 伊丹 を往復していると、
ターミナルが違うため日本の空港でも、あまりJALを見かけません。
再起を目指して、 赤い鶴のマークを復活 させてはいかがでしょうか?
強かったころのJALのシンボルのような気がします。
かえって費用がかさんでしまいそうですが....
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