20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

北句会

2008年01月18日 | Weblog
 昨晩は飯田橋駅のセントラルビル20階にある`北海道`で「北句会」の月例会でした。
 「北句会」はいつも和やかで、楽しくて、笑いが絶えません。
 笑いながらも、無駄な言葉を削るストイックさが身についたり、豊かな日本語を発見したり、知らなかった言葉を教えていただいたりと、この俳句を作ったり、選評しあったりするという作業は、いろいろな楽しみがあります。
 それに`北海道`で呈される、ラーメンサラダや、じゃがバターや、真イカの一夜干しなど、北の幸は、どれもみな、とてもおいしいです。
 句会が終わって皆さんと、にこにこしながら食べる(お飲みになる方たちも目がありません)濃厚なソフトクリームもまた、乙なものです。

 昨晩の天・地・人を、皆さんにご了解を得たので、ここで公表したいと思います。
 1月の兼題は「氷」です。他に自由句を2つの3句出しです。
 毎月、編集者であり文学者である悠久さんというお仲間が、含蓄に富んだ、暖かく文学的な句稿を作って添付ファイルで句友に送ってくださいます。ですからこのblogでは、入賞作のご紹介にとどめさせていただきます。

天(一等賞)
  自転車を降りて一礼(いちれい)三が日  (一宙)

天(一等賞)
  軒先のつらら八本(はっぽん)風の櫛(かぜのくし)(満月)

地(二等賞)
  初氷(はつごおり)蹴り蹴りランドセルの行く (空々)

人(三等賞)
  薄氷(うすらい)や休みがちなる部下二人  (空々)

 俳句に詠まれた風景や思いなどを感じながら、味わってみてください。



コメント (5)
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