20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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七草粥

2008年01月07日 | Weblog
 7日の朝は毎年、土鍋でことこと七草粥を焚きます。
 昔の人たちは、ほんとうにすばらしい習慣を考えだしたものです。
 これはまさしく、理にかなった食習慣です。
 お正月で食べ過ぎた胃が、七草粥でちょっとひと休み。
 毎年七草粥の朝は、疲れた胃がほっとしているのがわかります。

 
 

 今日は9時過ぎに家をでて、病院の母のところへ行ってきました。
 レッドアロー号の車窓から見えるふるさとの山々は、すっかり枯れ木立になっていました。
 私は日だまりにつつまれた、この冬枯れの山がだいすきです。
 
 母も元気でした。
「早く春になって、退院できますように」と、祈りをこめ、萌えるような若草色の膝掛けを持っていって、膝にかけてあげました。
「あったかい。でもちょっと派手じゃない?」
 そういって、くしゃくしゃの顔をして笑った母の顔が、帰宅してもまだ、瞼に残っています。


コメント
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